大正時代、日本の建築界に鮮烈なインパクトをもって現れた新星たちがいました。日本で最初の建築運動とされる分離派建築会です。大正9(1920)年、東京帝国大学建築学科の卒業をひかえた同期、石本喜久治、瀧澤眞弓、堀口捨己、森田慶一、矢田茂、山田守によって結成され、その後、大内秀一郎、蔵田周忠、山口文象が加わり、昭和3(1928)年まで作品展と出版活動を展開しました。
2020年で結成から100年。本展は、図面、模型、写真、映像、さらには関連する美術作品によって、変革の時代を鮮やかに駆け抜けた彼らの軌跡を振り返ります。分離派建築会が希求した建築の芸術とは何か。日本近代建築の歩みのなかで果たした彼らの役割を、新たな光のもとに明らかにしていきます。
コレクション・ギャラリーでは、当館所蔵の日本画、洋画、版画、彫刻および陶芸、染織、金工、木竹工、漆工、ジュエリーなどの工芸、写真等の中から適宜展示替を行い、日本の近代美術の代表作や記念的な作品…を中心に、欧米の近・現代の作品もあわせて展示をします。
「木蘭従軍」1939年
Momak Films
国立映画アーカイブ(NFAJ)が所蔵する約8万本におよぶ内外の名作映画のコレクションから、「美術館と映画」という視点で選んだ作品を上映します。
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教育普及
美術館は、新しい世界に出会ったり見方をひろげたりと、子どもから大人まで誰もが学ぶことができるところ。京都国立近代美術館では、より多くの人に美術鑑賞や美術館利用の機会を提供するため、さまざまな教育普及活動を展開しています。
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手だけが知ってる美術館
教育普及
「みる」ことを中心としてきた美術館での体験を問い直す。障害の有無を超えて、誰もが美術館を訪れ、体験できるようなプログラムを創造、構築する取り組みを行っています。 Read More