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展覧会 Exhibitions

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ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション

ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション

2022.10.14 fri. - 01.22 sun.

 ドイツ第4の都市、ケルン市が運営するルートヴィヒ美術館は、20世紀から現代までに特化した世界有数の美術館です。その優れたコレクションは、市民からの寄贈をもとに形成されてきました。本展覧会では、館名に名を冠するルートヴィヒ夫妻をはじめとするコレクターたちに焦点を当て、ドイツ表現主義や新即物主義、ロシア・アヴァンギャルド、ピカソ、ポップ・アートなど、絵画、彫刻、写真、映像を含む代表作152点をご紹介します。
※一部東京会場のみでの展示作品があります。

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リュイユ―フィンランドのテキスタイル:トゥオマス・ソパネン・コレクション

リュイユ―フィンランドのテキスタイル:トゥオマス・ソパネン・コレクション

2023.01.28 sat. - 04.16 sun.

 「やわらかな色面」を感じさせるリュイユの一番の魅力は、複雑に構成された色彩の表現にあります。ウフラ=ベアタ・シンベリ=アールストロム(1914–1979)は、水彩によるデザイン画をもとに、幾何学的な模様を無数の階調で表現した、リュイユの代表的なデザイナーの一人です。こうした色彩構成は、レーナ=カイサ・ハルメ(b. 1940)の近年の作品のように、ウールのみならず、リネンやヴィスコースなどの異なる質感の素材を用いることで、より複雑な表現へと展開しています。
 リュイユは、フィンランドのアイデンティティが表れた織物だと言われます。16世紀にはすでに寝具として用いられていたリュイユの大きな転換点は、1900年パリ万博。画家アクセリ・ガッレン=カッレラ(1865–1931)によってデザインされた《炎》は、フィンランド館を彩り、ロシアからの独立を視野にナショナル・ロマンティシズムの一端を担います。一方、画家のデザインをもとに制作を担ったのは、伝統的な手工芸を保存し活かすことを掲げて1879年に設立されたフィンランド手工芸友の会でした。同会は、デザイナーと優秀な織り手との豊かな関係を築いたほか、家庭用の制作キットを作ることで、趣味の良い生活と、自ら作る喜びを広めていきます。
 新たなデザインのリュイユは、時代の変化とともに生み出され、1950年代にはガラスや陶芸と同様に、ミラノ・トリエンナーレで受賞を重ねるなど「フィンランド・デザイン」として国際的な評価を高めました。現在では、作家が自ら手掛ける作品も多く、造形や素材は多様化して表現の幅はより広がりを見せています。リュイユの歴史は、いわば近代以降のテキスタイル・アートの変遷を凝縮した物語なのです。
 本展では、フィンランド国立博物館と並び称されるリュイユのコレクションとして著名なトゥオマス・ソパネン・コレクションを日本で初めて紹介します。リュイユの歴史を概観できる重要な作品を厳選し、主に1950年代以降に制作された作品約40点を展観します。

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開館60周年記念甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性

2023.02.11 sat. - 04.09 sun.

 大正から昭和にかけて京都で活躍した日本画家、甲斐荘(または甲斐庄)楠音(1894-1978)。国画創作協会で彼が発表した作品は美醜を併せ吞んだ人間の生を描いて注目を集めましたが、やがて映画界へ転身し、風俗考証等で活躍したこともあってその画業が充分には顧みられない時期が続いていました。1997年、当館で開催された「甲斐庄楠音展」は彼の画業について再評価を促したといえますが、その際、映画人としての側面については大きく取り上げることができませんでした。今回は、彼が手がけた時代劇衣裳が太秦で近年再発見されたことを受け、映画人・演劇人としての側面を含めた彼の全体像をご覧いただきます。
*画像(上):甲斐荘楠音《虹のかけ橋(七妍)》、1915-76(大正4-昭和51)年

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