教育普及 スクールプログラム
美術館を活用した学びをサポートする「学習支援」の立場から、小・中・高等学校における作品鑑賞活動をはじめ、
さまざまな授業や活動への支援を行っています。美術館にしかない「もの」・「こと」を活用し、
子どもたちの興味や発達段階に合わせた活動になるよう、事前に先生と教育普及担当研究員とが綿密に相談を重ねながら、
セミオーダー形式での活動をデザインしていくことを大事にしています。
また、教員向けの研修会をはじめ、現場での指導力向上を目指したプログラムも定期的に実施しています。
授業サポート(学習支援)
小・中・高等学校での図工・美術の授業をはじめ、総合的な学習の時間や部活動など様々な形での「美術館を活用した活動」をサポートしています。
美術館だからこそ体験できることを重視しながら、子どもたちの興味関心、発達段階に合った活動になるよう、
担当の先生と教育普及担当研究員とが綿密に相談を重ね、セミオーダー形式で授業づくりを行っていきます。
作品との出会いを楽しもう!オリジナルコンテンツ
子どもたちと一緒に作品を見る際のポイントや、具体的な鑑賞活動の進め方を紹介しています。学校の先生向けに制作した動画ですが、小中学生のお子さんをお持ちの保護者のみなさんも、親子で作品を楽しむためのヒントとしてぜひご活用ください。
動画1:対話による鑑賞 (YouTubeが開きます)
動画2:テーマ別鑑賞 (YouTubeが開きます)
動画3:アートカードを使ったゲーム (YouTubeが開きます)
学習支援活動について相談する
「美術館で、子どもたちにこんなことを感じ取ってほしい」「美術館とこんな風に連携してみたい」と思われたら、ぜひご相談ください。 先生方が設定された授業のねらいを踏まえながら、鑑賞作品の選定や、児童生徒への投げかけ方について、 下見や打ち合わせを進めながら、授業を作っていきます。
学習支援活動の流れ
- ❶電話で仮予約
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イベントや他団体の予約などを確認いたしますので、1か月前までに、教育普及室までお電話ください。
■電話:075-761-4111(代表)
■受付時間:月~金曜日10:00~17:00 *祝日・振休を除く仮予約時におうかがいします。
- ・希望観覧日時
- ・人数(学年、引率者数)
- ・来館目的、活動のねらい
- ・こどもたちの興味等
- ・担当者名
- ・電話番号
- ・下見希望日時
- ❷依頼状の提出
- 美術館あてに、依頼状をご提出ください。
- ❸事前打ち合わせ・下見
- 当日の流れや鑑賞作品などについて、事前にご来館いただき、美術館スタッフと事前打ち合わせや会場下見を行い、当日の実施イメージを共有します。 (必須ではありませんが、活動のスムーズな実施のために推奨しています。ご来館が難しい場合は、お電話でのみでも結構です。)
- ❹ご来館当日
- 事前打ち合わせに沿って、活動を実施します。
- お問い合わせ
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京都国立近代美術館 教育普及室
電話:075-761-4111
受付時間:月~金曜日10:00~17:00 *祝日・振休を除く
メール:learning@ma7.momak.go.jp
- 団体来館の観覧料に
ついて - 小・中学生、高校生のコレクション展の観覧料は無料です。 また、教育目的の観覧は、引率する児童・生徒の料金が発生しないものに限り引率の先生も無料となります (職員証等の身分証明書の提示が必要です)。 企画展につきましては、小・中学生は無料、高校生以上は展覧会により設定が異なりますので、 各展覧会のページをご確認ください。大学生以上で20名以上の団体には団体料金を設定しております。
「ソーシャルストーリー はじめて美術館にいきます。」
どなたでも美術館を楽しみながら過ごすことができるよう、入館から退館までの様子を写真や文章でわかりやすくまとめています。主に発達障がいの方とそのご家族や関係者にも安心してご利用いただけるよう、当事者や医療関係の専門家の協力を得ながら作成しました。
以下からPDF版をダウンロードしてお使いいただけます。また、主に学校向けに印刷版もご用意しています。印刷冊子をご希望の場合は「お問い合わせフォーム」 からお問い合わせください。
「Social Story(ソーシャルストーリー) はじめて美術館にいきます。」
企画・編集:国立アートリサーチセンター
編集:京都国立近代美術館
大学等との連携
美術史や建築学、博物館学を専門的に学ぶ大学生や専門学校生を対象としたレクチャーや館内ツアー、 写真作品や資料の閲覧など、要請に応じて活動を受け入れています。
美術館を活用した鑑賞教育の充実のための指導者研修
国立美術館では、平成18年度から、美術教育関係者を対象とした鑑賞教育のための研修を実施しています。 教育普及事業の実践にあたる人材の育成や、地域における学校と美術館の連携を目的とし、例年、 全国から教諭、指導主事、学芸員などが受講者として参加しています。