展覧会
ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島-
2021.04.06 tue. - 06.20 sun.
展示室内では靴を脱いでご鑑賞いただきます。靴下又は上履きと靴袋をご持参のうえ、ご来場ください。
ご来館前にご覧ください。ピピロッティ・リスト展鑑賞のすすめ(YouTube動画)
スイスを拠点に国際的に活躍する現代アーティスト、ピピロッティ・リスト(1962—)の回顧展を開催します。五感を刺激する心地よい音楽と、鮮やかに彩られた世界をユーモアたっぷりに切り取った映像によるヴィデオ・インスタレーションは、国を越えて幅広い世代の観客を魅了してきました。
本展は、身体、女性、自然、エコロジーをテーマとした作品およそ40点で構成。身体や女性としてのアイデンティティをテーマとする初期の短編ヴィデオやヴェニス・ビエンナーレに出品された代表作、自然と人間との共生をのびやかに謳う、最新の映像技術を駆使した近年の大規模な映像インスタレーション、美術館の所蔵作品を取り込んだ新作、廃材を活用した屋外作品まで、約30年間の活動の全体像を本格的に紹介します。ベッドでくつろぐ、食卓を囲むといった遊び心あふれる没入型の映像体験を通して、コロナ禍における鑑賞者と美術館の関係を再構築するとともに、現代社会における切実なテーマを鑑賞者の身体とともに少しずつ解きほぐす機会となるでしょう。
出品リスト
ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島-(PDF 5MB)
音声ガイド
作品解説
図録・関連グッズ
図録・関連グッズ(PDF 451KB)
展覧会をより深く知っていただくために、イベントのアーカイブ動画やオリジナルコンテンツを用意しています。
「ピピロッティ・リスト:あなたの眼はわたしの島」展アーカイブ
会期
2021年4月6日(火)~6月13日(日)
2021年4月6日(火)~6月20日(日)
* 2021年4月25日(日)~5月11日(火)臨時休館
開館時間
午前9時30分~午後5時
(6月1日(火)から午前9時30分~午後6時)
金曜日、土曜日は午後8時まで開館
* ただし、6月20日(日)は午後5時まで
* 入館は閉館の30分前まで
* 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開館時間は変更となる場合があります。来館前に最新情報をご確認ください。
休館日
月曜日
* ただし5月3日(月・祝)は開館
観覧料
一般:1,200円(1,000円)
大学生:500円(400円)
*( )内は前売りと20名以上の団体および夜間割引(金曜、土曜 午後5時以降)
* 高校生以下・18歳未満は無料*。
* 心身に障がいのある方と付添者1名は無料*。
* 母子家庭・父子家庭の世帯員の方は無料*。
*入館の際に証明できるものをご提示ください
* 本料金でコレクション展もご覧いただけます。
* 前売り券は1月8日~4月5日までの期間限定販売
* チケット販売所:チケットぴあ(Pコード:685-503)、ローソンチケット(Lコード:54954)ほか、主要プレイガイド、コンビニエンスストアなど (チケット購入時に手数料がかかる場合があります)
4月25日〜5月11日の臨時休館に伴い、ご希望の方を対象にご購入済みのチケットの払い戻しをいたします。
払い戻し期間は、2021年5月14日〜2021年6月30日まで。
お買い求め頂きましたプレイガイド・店頭にてお手続き頂ますようお願いいたします。
* 店舗により営業日・営業時間が異なりますのでご注意ください。
* 半券部分のないチケットは払い戻し対象外です。
* 正規販売ルート以外でご購入されたチケットは払い戻し対象外です。
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《(免罪)ピピロッティの過ち》(ヴィデオ・スチル)
1988年
シングルチャンネル・ヴィデオ(11分18秒)
© Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine -
《溶岩の坩堝でわれを忘れて》
1994年
シングルチャンネル・ヴィデオ・インスタレーション(6分20秒)
ヘイワードギャラリーでの展示風景 Photo: Linda Nylind
© Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine -
《永遠は終わった、永遠はあらゆる場所に》(ヴィデオ・スチル)
1997年
2チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション(4分9秒、8分25秒)
京都国立近代美術館蔵 Photo by Alexander Trohler
© Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine -
《わたしの草地に分け入って》(ヴィデオ・スチル)
2000年
シングルチャンネル・ヴィデオ・インスタレーション(9分52秒)
© Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine -
《私の空間に明るみを》(ヴィデオ・スチル)
2008年
シングルチャンネル・ヴィデオ・インスタレーション/木製棚、LEDプロジェクター、本、ミニチュア模型ほか(7分27秒)
クンストハウス・チューリヒでの展示風景 Photo:Lena Huber
© Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine -
《ヒップライト(またはおしりの悟り)》
2011年
古着、鋼線、LEDランプ/インスタレーション
ルイジアナ近代美術館での展示風景 Photo: Kim Hansen
© Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine -
《マーシー・ガーデン・ルトゥー・ルトゥー/慈しみの庭へ帰る》(ヴィデオ・スチル)
2014年
マルチチャンネル・ヴィデオ・インスタレーション(15分14秒)
© Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine -
《忍耐》
2016年
シングルチャンネル・ヴィデオ・インスタレーション/岩、ソファ、壁面に投影(12分46秒)
チューリヒ美術館での展示風景 Photo: Lena Huber
© Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine -
《4階から穏やかさへ向かって》
2016年
3チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション/ベッド、枕(13分23秒、8分11秒、8分11秒)
オーストラリア現代美術館での展示風景 Photo: Anna Kucera
© Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine -
《色とりどりの幽霊》
2020年(新作)
シングルチャンネル・ヴィデオ・インスタレーション/瓶のラベルに投影、煙草の箱、瓶
© Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine
関連イベント
■オンライン・アーティスト・インタビュー本展覧会の展示風景や作家インタビューを含む動画(8分53秒)をご覧いただけます。
展示会タイトル「Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島-」に込めた思いや来日できない状況での展示作業の苦労などをピピロッティ・リスト本人が語っています。
YouTubeからご覧いただけます。
- 日時:
- 2021年4月17日(土) 14時~15時30分
- 講師:
- 門林岳史(関西大学文学部映像文化専修教授)
- 会場:
- 京都国立近代美術館 1階講堂 +ウェブ配信
- 定員:
- 先着50名・事前申込制
- 参加費:
- 無料
講演会へのご参加ご希望の方はこちらの<申込みフォーム>よりお申込みください
定員に達したため、お申込み受付を締め切りました。
ウェブ配信は、YouTubeからご覧いただけます。(4月17日ライブ配信)
- 日時:
- 2021年5月5日(土) 14時~
- 解説:
- 牧口千夏(当館研究員)
臨時休館中の展示室より見どころ解説をお届けいたしました。
アーカイブ動画は、インスタグラムでご覧いただけます。
〇京都国立近代美術館インスタグラムアカウント
Instagram / @momakyoto
作品制作のために、「透明」あるいは「白色」のパッケージを集めています。
普段は捨ててしまう、あるいはご自宅に眠っている透明や白色のパッケージ、袋、布、紙、コード等を、美術館までぜひご提供ください。あなたの廃材が、作品の一部として生まれ変わるかもしれません!(募集は終了しました)
参加方法・詳細はこちらをご覧ください
■ピピロッティ・リスト展鑑賞のすすめ
動画「靴袋携えいざ美術館へ」
展示室内では、靴を脱いでゆったりと寛ぎながらお楽しみいただきますので、靴下と靴袋をご持参の上脱ぎ履きしやすい靴でお越しください。
カサカサと音が鳴らない布製の靴袋がオススメです。
YouTubeからご覧いただけます。
本展は3月中旬からおよそ3週間かけて展示作業が行われました。作家チームが来日できない中でどのように展示空間を完成させたのか、そのプロセスをタイムラプス動画でご覧いただけます。
YouTubeからご覧いただけます。(
動画1・
動画2)
主催
京都国立近代美術館
京都新聞
後援
在日スイス大使館
協賛
クヴァドラ
協力
株式会社長谷ビル
国立新美術館
ユニバーサル・ビジネス・テクノロジー株式会社
助成スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団
企画協力
Hauser & Wirth
一色事務所
映像技術コーディネート
山田晋平
岸本 康(Ufer! Art Documentary)
グラフィックデザイン
岡﨑真理子
図録 3,850 円(税込)
巡回
水戸芸術館 2021年8月7日~10月17日