展覧会
世紀末ウィーンのグラフィック
デザインそして生活の刷新にむけて
2019.01.12 sat. - 02.24 sun.
当館は、2015年に世紀末ウィーンのグラフィック作品コレクションを収蔵しました。このコレクションは、アパレル会社の創業者、平明暘氏が蒐集したものです。1897年の分離派結成から1914年の第一次世界大戦勃発までのウィーンでは、グスタフ・クリムトやヨーゼフ・ホフマンらを中心に、新しい時代にふさわしい芸術そしてデザインのあり方が模索され、数多くの素晴らしい成果が生まれました。中でもグラフィックの分野は、印刷技術の発達や雑誌メディアの隆盛を背景に、新しい芸術の動向を人々に伝え、社会に浸透させる重要な役割を担いました。本展では、300件にのぼる膨大なコレクションの全貌を紹介するとともに、同じく平明氏旧蔵のリヒャルト・ルクシュによる石膏彫像と貴重なアドルフ・ロースの家具一式をも加え、世紀末ウィーンの息吹と魅力をお伝えします。
会期
2019年1月12日(土)~ 2月24日(日)
開館時間
午前9時30分~午後5時
ただし金曜日、土曜日は午後8時まで開館
*入館は閉館の30分前まで
休館日
毎週月曜日、1月15日(火)、2月12日(火)
※ただし1月14日、2月11日(月・休)は開館
観覧料
一般:1,000円(800円)
大学生:500円(400円)
※( )内は前売りおよび20名以上の団体、夜間割引(金/土曜 午後5時以降)。
※ 高校生・18歳未満は無料。
※ 心身に障がいのある方と付添者1名は無料。(入館の際に証明できるものをご提示下さい)。
※ 本料金でコレクション展もご覧いただけます。
※ 前売り券は1月11日(金)までの期間限定販売
※2月24日(日)は天皇陛下御在位30年を記念して入館無料です。
※ チケット販売所:
チケットぴあ(Pコード:769-388)、 ローソンチケット(Lコード:54121)ほか、主要プレイガイド、コンビニエンスストアなど(チケット購入時に手数料がかかる場合があります)
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グスタフ・クリムト《ウィーン分離派の蔵書票》1900年頃
京都国立近代美術館
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フェルディナント・アンドリ《ライ麦おばさん(アウグスト・コピッシュ『精選詩集』「ゲルラハ青少年叢書 第13巻」のための挿画)》1903年頃
京都国立近代美術館
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ベルトルト・レフラー(編)《『ディ・フレッヒェ(平面)-装飾デザイン集 第Ⅱ巻』》1910/11年
京都国立近代美術館
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カール・モル《ハイリゲンシュタットの聖ミヒャエル教会》1903年
京都国立近代美術館
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表紙・装丁:カール・オットー・チェシュカ《『キャバレー〈フレーダーマウス〉上演本』第1号》1907年
京都国立近代美術館
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表紙:モーリツ・ユンク、装丁:カール・オットー・チェシュカ《『キャバレー〈フレーダーマウス〉上演本』第2号》1907年
京都国立近代美術館
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フランツ・フォン・ツューロウ《月刊帳 1915年3月版》1915年
京都国立近代美術館
関連イベント
■レクチャー「世紀末ウィーンとグラフィック―芸術の総合と民主化の試み」- 日時:
- 1月19日(土)午後2時~3時30分
- 講師:
- 池田祐子(国立西洋美術館主任研究員)
- 会場:
- 京都国立近代美術館 1階講堂
- 定員:
- 先着100名(当日午前11時より1階受付にて整理券を配布します。 整理券はひとり1枚のみお渡しします)
- 参加費
- 無料
- 日時:
- 2月2日(土)午後2時~3時30分
- 講師:
- 寺本美奈子(グラフィックデザイン・キュレーター/武蔵野美術大学非常勤講師)
- 会場:
- 京都国立近代美術館 1階講堂
- 定員:
- 先着100名(当日午前11時より1階受付にて整理券を配布します。 整理券はひとり1枚のみお渡しします)
- 参加費
- 無料
- 日時:
- 1月25日(金)、2月8日(金)、2月15日(金)
いずれも午後5時より1時間程度 - 案内役:
- 本橋仁(京都国立近代美術館 特定研究員)
- 会場:
- 京都国立近代美術館 3階企画展示室
- 定員:
- 各日先着20名 参加費無料(本展の観覧券が必要です)
「墨流し染でつくるオリジナルハンカチ」
- 日時:
- 2月10日(日)
- 講師:
- 薗部正典(株式会社薗部染工 代表作家/現代の名工)
- 関連レクチャー講師:
- 青木美保子(京都女子大学家政学部准教授)
- 対象:
- 小学生以上(ただし小学生は保護者が同伴下さい)
申込み方法など詳しくは、こちら
主催
主催
京都国立近代美術館
読売新聞社
広報資料 チラシ PDF形式(8MB)
図録 2,250円(税込)
巡回
目黒区美術館 2019年4月13日(土)~6月9日(日)