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展覧会 「世紀末ウィーンのグラフィック」関連ワークショップ 『墨流し染でつくるオリジナルハンカチ』

世紀末ウィーンのグラフィック作品のみどころのひとつは、ウィーン工房による美しい装丁の数々です。そのなかに、表紙あるいは見返しに「マーブリング」を用いた作品が数点ふくまれています。水面に漂わせた模様をそのまま紙にうつしとるこの技法ですが、じつは日本にも、よく似た「墨流し染」という技術が、いまも京都で継承されています。
日本における墨流し染の歴史は古く、平安時代にまでさかのぼり、ながく福井県武生に伝えられてきました。一方、京都の墨流し染は、文政9年(1826)、美濃国より移住した職人によってはじめられたとされています。墨流し染の技術は、こうした長い歴史のなかで、幾度も改良が重ねられ現在に至り、いまでは着物や帯はもちろん、バッグやシューズなどの表面にも施されるなど、あらたな展開をみせています。
本ワークショップでは、この墨流し染の研究を続けられている青木美保子氏(京都女子大学准教授)によるレクチャーと、現代の名工薗部正典氏をお呼びしてオリジナルハンカチの制作を行います。

「世紀末ウィーンのグラフィック」関連ワークショップ 『墨流し染でつくるオリジナルハンカチ』

グスタフ・クリムト、ヨーゼフ・ホフマンが表紙デザインを手がけた『ルキアノスの遊女(ヘタイラ)の対話』(1907年)

「世紀末ウィーンのグラフィック」関連ワークショップ 『墨流し染でつくるオリジナルハンカチ』

流し染によるハンカチ
日時 2019年2月10日(日) ①午前10時30分~、②午後2時~ 各回2時間程度
対象 小学生以上(ただし小学生が参加される場合は保護者の方が同伴して下さい)
定員 小①、②ともに20名(事前申込制・申込者多数の場合は抽選)*申込受付を終了しました
会場 京都国立近代美術館 1階講堂
参加費 おひとり 500円
講師 薗部正典(株式会社薗部染工 代表作家/現代の名工)
関連レクチャー講師 青木美保子(京都女子大学家政学部准教授)
申し込み方法 参加をご希望の方は、下記の申込フォームに必要事項をご記入のうえ、お申し込みください。
申込期限:1月21日(月)午後5時
*申込受付を終了しました 抽選の結果は1月22日にメールにてお知らせいたします。
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