MoMAK Films

NFC所蔵作品選集
 MoMAK Films @ home: 日本の映画ポスター芸術展特集4
 [監督によるポスターデザイン] 2012年12月8日(土)・9日(日)

 映画監督自らがポスターをデザインした作品を特集する。映画に造詣が深いだけでなく、映画監督としても高い評価を受けるイラストレーター/グラフィックデザイナー・和田誠のデビュー作『麻雀放浪記』と最近作『真夜中まで』、画家としての出自を持つ黒澤明の『どですかでん』、劇画家でもある石井隆の『ヌードの夜』を上映する。

会場情報と料金については、こちら
12月8日(土)14:00-15:50 『麻雀放浪記』 1984年 (角川春樹事務所=東映)
109分・35mm・白黒
 戦後間もない社会でプロの雀士をめざす青年の成長を、イラストレーター/グラフィック・デザイナーの和田誠が格調高く描いた監督第1作。原作に登場する数多くの強烈なキャラクターに、名古屋、高品、内藤らの個性派俳優を起用して成功し、また時代色を表現した白黒撮影も素晴らしい。和田自身のおなじみのタッチのイラストで、坊や哲を中心に据え、彼を取り巻く人物を周囲に配した、シンプルなポスターデザインも出色である。
監督・脚本和田誠
原作阿佐田哲也
脚本澤井信一郎
撮影安藤庄平
美術中村州志
出演真田広之、大竹しのぶ、加賀まりこ、名古屋章、加藤健一、高品格、鹿内孝、天本英世、逗子とんぼ、笹野高史、内藤陳、鹿賀丈史
12月8日(土)16:00-17:50 『真夜中まで』 1999年
 (東北新社=電通=日本出版販売=IMAGICA)
110分・35mm・カラー
 見知らぬ女に助けを求められ、手を貸すことになってしまったジャズ・トランペッター。しかし、次のステージまで、残された時間はあとわずか。追われる二人が夜の街を疾駆する。「ラウンド・ミッドナイト」、「コットン・テイル」など、スタンダード・ジャズが全篇を彩り、三谷幸喜らのカメオ出演も楽しい。オリジナル脚本による和田誠の長篇第4作。
監督・脚本和田誠
脚本長谷川隆
撮影篠田昇
美術福澤勝弘
音楽立川直樹
出演真田広之、ミッシェル・リー、岸部一徳、國村隼、柄本明、高野拳磁、笹野高史、春田純一、高橋克実、もたいまさこ、三谷幸喜、斎藤晴彦、大竹しのぶ
12月9日(日)14:00-16:20 『どですかでん』 1970年 (四騎の会=東宝)
140分・35mm・カラー
 米資本による『トラ・トラ・トラ!』『暴走機関車』の頓挫を経て、黒澤が木下恵介、小林正樹、市川崑と結成した「四騎(よんき)の会」による第1回作品。山本周五郎作品の三度目の映画化で、黒澤初のカラー作品ともなった。毎日空想の電車を走らせる六ちゃんをはじめ奇妙な集落に住む人々のささやかな生活が、強烈な原色を用いて映像化されている。ポスターは黒澤のデザインによる。
監督・脚本黒澤明
原作山本周五郎
脚本小国英雄、橋本忍
撮影斉藤孝雄、福澤康道
美術村木与四郎、村木忍
音楽武満徹
出演頭師佳孝、菅井きん、殿村敏之、三波伸介、楠侑子、伴淳三郎、丹下キヨ子、日野道夫、古山桂治、下川辰平、田中邦衛、吉村実子、井川比佐志
12月9日(日)16:40-18:30 『ヌードの夜』 1993年
  (サントリー=ニュー・センチュリー・プロデューサーズ)
110分・35mm・カラー
 長年付き合ったヤクザと別れ、会社の同僚と結婚しようと思った女・名美は、その腐れ縁を断ち切るために計画を立てる。名美に依頼を受けた代行屋・村木は、思いもかけぬトラブルに巻き込まれていく。石井隆が手がけ続ける「名美と村木の物語」の一篇。抒情性に溢れた長回しのロングショット、奥行きを感じさせる音響の設計が特筆される。ポスターには、石井隆自身の描いた、雨に濡れる名美がフィーチャーされている。
監督・脚本石井隆
撮影佐々木原保志
美術山崎輝
音楽安川午朗
出演余貴美子、竹中直人、根津甚八、椎名桔平、田口トモロヲ、室田日出男、清水美子、岩松了

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