MoMAK Films

NFC所蔵作品選集
 MoMAK Films @ Goethe: 2009年9月12日(土) フランス

NFC所蔵作品選集 MoMAK Films @ Goethe 開催要項

シネマトグラフの発明に端を発する“映画の国”フランス。無声映画期から戦後にかけて絢爛たるフランス映画史を築きあげた監督たちの中から、クレール、デュヴィヴィエ、トゥールヌール、グレミヨンをとりあげ、彼らの初期代表作品を紹介。ジャンルや表現手法の多彩さ、パリや地方を舞台にした地域表象の魅惑を通して、フランス映画の潮流を辿る。

14:00–15:25  『巴里の暗黒街』(Au nom de la loi) 1932年

85分・白黒

調査中に消された刑事の仇を取ろうと、パリ警察の仲間が麻薬密輸団との闘いに乗り出すさまをメランコリックな画調で描き出したモーリス・トゥールヌール作品。無声時代のアメリカで活躍し、フランス帰国後は主に犯罪映画(ポラール)に才を示したトゥールヌールは、アメリカ映画『キャット・ピープル』(1942年)などで知られる監督ジャック・ターナーの父でもある。

製作パテ・ナタン
監督モーリス・トゥールヌール
脚本モーリス・トゥールヌール、ポール・ブランギエ
撮影ジョルジュ・ブノワ他
美術ジャック・コロンビエ
出演マルセル・シャンタル、ガブリエル・ガブリオ、シャルル・ヴァネル、ジャン・マルシャ

15:45–17:05  『巴里−伯林』(Hallo, hallo, hier spricht Berlin) 1931年

80分・白黒

パリとベルリンの電話局にそれぞれ勤める男女の物語を軸に繰り広げられる軽妙な恋愛喜劇で、日本に初めてデュヴィヴィエ監督を紹介した作品。製作当時仏語版と独語版が作られたが、所蔵の独語版を上映する。

製作フィルム・ソノール・トビス
監督ジュリアン・デュヴィヴィエ
脚本ジュリアン・デュヴィヴィエ
撮影ライマール・クンツェ他
美術エーリッヒ・チェルヴォンスキ
音楽カロル・ラートハウス
出演ジョゼット・デー、ジェルメーヌ・オーセー、ヴォルフガング・クライン

17:25–19:06  『幕間』(Entr’acte) 1924年

19分・18fps・無声・白黒
ピアノ伴奏付  エリック・サティ「シネマ―バレエ“本日休演”の交響的幕間」
※『幕間』と『燈台守』は1つのプログラムとして続けて上演します。

前衛芸術界の名士たちが出演したアヴァンギャルド映画の象徴的な一本で、チェスをしているのがマン・レイとデュシャン。飛び跳ねながら大砲を撃つ人々、バレリーナのように踊るヒゲ男など、脈絡を欠いた映像が自在に連なる。スウェーデンの即興バレエ「本日休演」の“幕間”に上映されたルネ・クレールの第2作。

製作ロルフ・ド・マレ
監督ルネ・クレール
脚本フランシス・ピカビア
撮影ジミー・ベルリエ
美術フランシス・ピカビア
出演フランシス・ピカビア、ジャン・ボルラン、マン・レイ、マルセル・デュシャン、インゲ・フリース、ジョルジュ・オーリック、エリック・サティ

17:25–19:06  『燈台守』(Gardiens de phare) 1929年

82分・18fps・無声・染色
※『幕間』と『燈台守』は1つのプログラムとして続けて上演します。

狂犬病にかかって苦悶する小島の燈台守をめぐる悲劇で、前衛、ドキュメンタリー、商業劇映画を自在に横断した映画作家ジャン・グレミヨンの無声作品。“水のシネアスト”とも呼ばれたグレミヨンらしく荒れる海の表現は印象深く、また、職業人の任務遂行も彼の作品に頻出するテーマと言える。日本で発見された染色版の復元プリントを上映する。

製作グラン・ギニョル映画社
監督ジャン・グレミヨン
原作ポール・オーティエ、クロクモン
脚本ジャック・フェデー
撮影ジョルジュ・ペリナル他
美術アンドレ・バルザック
出演ジェニカ・アタナシウ、ガブリエル・フォンタン、ジェイモン・ヴィタル、ポール・フロメ

※全作品35mm、日本語字幕付。上映作品は予告なく変更する場合があります。

広報資料
上半期上映作品: ドイツ、フランス  PDF(935KB)
(2009/04/14)
下半期上映作品: ソヴィエト、中国、日本  PDF(1.27MB)
(2009/08/29)

このページの先頭へ