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PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015
オープンリサーチプログラム12[レクチャー]ルイーズ・ローラー
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PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015
オープンリサーチプログラム12[レクチャー]ルイーズ・ローラー
「PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015」との共催で、アメリカの美術家ルイーズ・ローラー氏を講師にお迎えしてのレクチャーを開催します。ルイーズ・ローラー氏は1970年代末から美術館や私邸における芸術作品の展示風景を収めた写真作品で注目を集めました。今回のレクチャーでは、その制作背景や、彼女が創作活動の対象としてきた1970年代末以降の美術動向について語ります。ローラー氏によると、アートとはその時々の主流の文化に相応しいとされる企ての蓄積と総体の不可欠な一部であるといえます。彼女の作品を展示することは、他の芸術家やキュレーター、所蔵家、壁の塗装工、文筆家、広告、文書資料、フィクションといった、共鳴と認識に関わるあらゆる仕事を提示することでもあります。当館では、1990年に開催した展覧会「移行するイメージ:1980年代の映像表現」においてローラー氏の作品を紹介しています。
Louise Lawler, Produced in 1988, Purchased in 1989; Produced in 1989, Purchased in 1993
(adjusted to fit), 1995/2010. Installation view, Stedelijk Museum Amsterdam, 2010
- 関連リンク
- PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015
- 日時
- 11月19日(水)午後3時〜4時30分(午後2時30分開場)
- 会場
- 京都国立近代美術館 1F講堂
- 定員
- 100名(当日午後2時から1Fインフォメーションにて整理券を配布します)
※聴講無料、逐次通訳付き - 主催
- 京都国際現代芸術祭組織委員会、一般社団法人京都経済同友会、京都府、京都市
- 共催
- 京都国立近代美術館
ルイーズ・ローラー(Louise Lawler) プロフィール
1947年アメリカ・ニューヨーク州ブロンクスビル生まれ、ニューヨークを拠点に活動。1969年コーネル大学卒。1978年よりアメリカとヨーロッパを中心に個展多数。他の美術家による作品、特にモダニズムの古典とされるような作品が置かれる様々な文脈を捉えた写真を基にした作品で知られる。それらの写真は、公の場や個人の自宅で展示される美術作品、展示される作業の只中の美術作品、保管される美術作品、売買される美術作品など、あらゆる状況を表している。ローラーの作品は美術作品とそれが置かれる文脈や見せ方についての批評的な思考を促し、またそれを表現している。国内では、ローラーの作品は1990年に当館および東京国立近代美術館を巡回した「移行するイメージ」展などのグループ展で紹介されている。最近ではケルンのルートヴィヒ美術館で個展を開催し(「Adjusted」2013-14)同展のカタログを出版した。
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