展覧会京都国立近代美術館コレクションから日本洋画の130年―見つめ、感じ、表現する画家たち
京都国立近代美術館コレクションから日本洋画の130年―見つめ、感じ、表現する画家たち
当館は、2003年に開館40年を迎えた。この間、洋画並びに水彩画作品の蒐集にも積極的に取り組み、現在では総点数約750点を数える。そして同時に、これらの作品によって、20世紀初頭から現代へのわが国洋画の歩みを概観できる、全国の美術館でも有数の充実した内容を示すまでにいたっている。
本展覧会は、この当館洋画コレクション形成40年の成果を披露するはじめての好機でもあるとともに、わが国洋画の展開もふりかえることができるよう、「I. 京都の洋画」「II. 須田国太郎と独立美術協会の画家たち」「III. 近代洋画の名作」「IV. 戦前の前衛」「V. 戦後の新たな表現」「VI. 戦後 海外で活躍した画家たち」「VII. 戦後の具象絵画」の7章に作品を分けて構成し、さらに「VIII. 海外の近代美術」の章を加えて、3階と4階の常設展示場も使用して計149点を展示した。
またこれまで、当館のコレクションを紹介した「銅版画の巨匠 長谷川潔展」「日本画への招待―人・花・風景―」展(ともに2002年に開催)と同様、展覧会の開催に合わせて、所蔵作品集も刊行した(『京都国立近代美術館所蔵名品集[洋画]』光村推古書院発行)。
- 会期
- 2月3日―3月7日(30日間)
- 入場者数
- 14,934人(1日平均498人)
- 共催
- 京都新聞社
- 出品作品数
- 148点
- カタログ
- 『京都国立近代美術館所蔵名品集[洋画]』/26.3×19.0cm/303頁
編集:京都国立近代美術館/発行:光村推古書院株式会社
所収論文:「京都国立近代美術館の洋画コレクションについて」内山武夫、「日本洋画の歩み」島田康寬
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