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展覧会近代日本の洋画と工芸 ―昭和期―

近代日本の洋画と工芸 ―昭和期―

 前回の明治大正期の洋画と工芸展のあとをうけて、本展は昭和期のそれをとり扱うことにした。この時期に入ると、洋画は、ヨーロッパでおこった新しい絵画運動を次々に受けるとともに、その手法や形式は、ようやくわれわれ日本民族の気質なり精神方向なりに添って新しい定着を求めはじめた。しかし戦前はその過渡期であって、一般に日本の現代美術が世界の美術界に向って真にその独自な在り方を主張しはじめたのは、戦後のことである。またこの期の工芸は、前回の明治・大正期の作家たちが職人的な制作態度を捨てされなかったのに対して、次第に芸術家としての自覚を昂揚するに至るが、同時にここで日本の現代工芸は近代様式という世界共通の問題にぶつかり、それをどう乗り越えるかという重大な段階にさしかかっている。
本展も前回同様、階上に戦前から1960年頃までの工芸を展示し、階下には東京本館の収蔵品を主体にした洋画を並べた。

会期
3月3日―3月29日(24日間)
入場者数
総数4,558(1日平均189人)
出品作品数
洋画54点 陶芸32点 金工17点 漆芸16点 染織13点 木竹工5点 ガラス1点 計138点
パネル
趣旨1 年譜1
カタログ
近代日本の洋画と工芸―昭和期― 25.9×18.2 本文5P 図版なし
新聞雑誌関係記事
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朝日 3.16

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