コレクション展作家略歴
作家略歴
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寺尾恍示 てらお・こうじ
1929年(昭和4)- 1987年(昭和62)
1929年 | 京都に生まれる |
1959年 | 陶芸グループ走泥社に参加(1963年脱退) |
1961年 | 朝日新人展(京都高島屋/大阪高島屋)出品、翌年連続出品 |
1963年 | 個展(ギャラリー16、京都)翌年連続開催 京都秀作展(京都市美術館)出品、翌年・翌々年連続出品 |
1964年 | 「現代美術の動向―絵画と彫塑」展(国立近代美術館京都分館)出品 現代国際陶芸展(国立近代美術館京都分館)出品 個展(いとう画廊、東京) |
1965年 | 異色四人展(ギャラリー16、京都)出品 次元 ’65展(京都市美術館)出品、翌年(次元 ’66展)連続出品 個展(椿近代画廊、東京) |
1966年 | 白の空間展(ギャラリー16、京都)出品 四つのカラー展(ギャラリー16、京都)出品 |
1967年 | 「New Year Works 16」展(ギャラリー16、京都)出品 「現代美術の動向」展(京都国立近代美術館)出品 第2回現代日本彫刻展(宇部市野外彫刻美術館)出品 |
1968年 | 第8回現代日本美術展(東京都美術館)出品、翌年連続出品 |
1970年 | 万国博美術展(万国博美術館、大阪) |
1975年 | 個展(ギャラリー16、京都) |
1981年 | 個展(ウナック・サロン、東京)翌年・翌年連続開催 |
1986年 | 個展(銀座自由ヶ丘画廊、東京) |
1987年 | 58歳で死去 |
清水焼の陶家に生まれる。1959年八木一夫を中心に京都で結成された前衛陶芸家団体「走泥社」に参加するも1963年脱退、以降作陶から離れ、鉄、ステンレスパイプ、木、プラスティック、樹脂、金属等自由に素材を用い実験的な作品に挑む。1964年には「現代美術の動向―絵画と彫塑」展、現代国際陶芸展と続けて当館で作品を発表。当館所蔵の≪プラスの世界≫(64年「現代美術の動向」展出品)は、表面に無数の釘が整然と打ち込まれた陶製の彫刻で、古代の石碑のような存在感を放っている。1975年以降、器の用途をもつやきものづくりにとりかかる。1983年には金銀彩に亀裂を入れた「彩釉裂シリーズ」を手掛けるが、肝硬変に脊椎カリエスを発し闘病生活を送り、58歳で死去。このシリーズが寺尾最後の取り組みとなった。
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