コレクション展作家略歴
作家略歴
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三島喜美代 みしま・きみよ
1932年(昭和7)-
1932年 | 大阪に生まれる |
1951年 | 大阪府立扇町高等学校卒業 |
1964年 | 「現代美術の動向―絵画と彫塑」展(国立近代美術館京都分館)出品 個展(画廊あの、大阪) |
1965年 | シェル美術賞展佳作賞受賞 |
1974年 | ファエンツァ国際陶芸展金賞受賞、個展(南画廊、東京) |
1986年 | (-1987年)ロックフェラー財団奨学金でニューヨークへ留学 |
1988年 | 個展(ギャラリー16、京都) |
1990年 | 個展(INAXギャラリー2、東京/INAXギャラリー、大阪) |
1992年 | 個展(カサハラ画廊、大阪) |
1998年 | 「現代日本の陶芸」(エヴァーソン美術館、ニューヨーク)出品 |
2001年 | 個展(村松画廊、東京) |
2004年 | 個展(伊勢現代美術館、三重) |
2005年 | 「日本の現代陶芸」展(ボストン美術館) |
2006年 | 「現実―陶芸のおける現実」(岐阜陶芸美術館) |
2009年 | 「25人の日本の現代陶芸家」 フランス国立陶磁器美術館(セーブル美術館)、パリ) |
2011年 | 「Soaring Voices: Contemporary Japanese Woman Ceramic Artists」展 (ハーン美術館、フロリダ) |
1950年頃、伊藤継郎のアトリエに通う。1954年から独立美術展に油彩画を出品。1965年シェル美術賞受賞。1974年ファエンツァ国際陶芸展金賞受賞、1975年第11回現代日本美術展佳作賞受賞、1988年現代陶芸展金賞と賞歴を重ねる。1970年代初頭までコラージュによる平面作品を制作、1971年から土に新聞紙、広告ビラなどをシルクスクリーンで転写した作品を発表する。技法が陶芸へと移ると、その可能性を拡げるような斬新な表現は、欧米を中心に数多くの海外での日本現代陶芸展で紹介される。1986年からロックフェラー財団奨学金によりニューヨークへ留学し、その後も国内外で精力的に活動を続ける。
近年では、瀬戸内海に浮かぶ直島に、廃棄物や下水汚泥の焼却灰等を1400℃以上の高温で溶解して出来たガラスのような粉・溶解スラグを素材に、巨大なゴミ箱の作品≪もうひとつの再生2005-N≫(2001‐2005年)を制作。野外に設置され、産業処理施設と現代アートが共存する島にふさわしい存在感を示している。
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