ミロ展
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ホアン・ミロはスペインが生んだ巨匠として広く世界に知られている。彼の幼児のような明るさをもつ夢と喜びとに満ちた芸術はわれわれ日本人にとっても親しみ易いもので、ひろく紹介されている。このたび、毎日新聞社と共催で、彼の初期の作品から近作に至るまで、また、油彩やグワッシュなどの絵画作品から彫刻、陶器などに及ぶ総計173点を陳列した。ミロの回顧展としては世界的なものであり、この機会にミロ夫妻も来日した。なお、本展は国立近代美術館における東京展に引きつづいて開催されたものである。
- 共催
- 毎日新聞社
- 後援
- 外務省、文部省、日本国際美術振興会
- 会期
- 10月20日-11月30日
- 入場者数
- 総数148,649人(1日平均4,129人)
- 出品目録
絵画
題名 |
制作年 |
農夫 |
c.1914 |
コーヒー・ポット |
1915 |
モントロイグの村 |
1916 |
ナイフのある静物 |
〃 |
青い瓶 |
〃 |
バラ |
〃 |
ノール・シュド |
1917 |
サン・ファン・デ・ホルタの教会 |
〃 |
シウラナの教会 |
〃 |
プラデスのポリデス山 |
〃 |
プラデスの通り |
〃 |
プラデスの村 |
〃 |
シウラナの小道 |
〃 |
バヤ・サン・ペドロのバルコニー |
〃 |
コーヒー挽きのある静物 |
1918 |
少女像 |
〃 |
モントロイグの教会と村 |
1919 |
テーブル(兎のある静物)、モントロイグ |
1920 |
立っている裸婦、パリ |
1921 |
花と蝶、モントロイグ・パリ |
1922~23 |
葡萄酒の瓶 |
1924 |
くちづけ |
〃 |
母と子 |
〃 |
昆虫たちの会話 |
1924~25 |
“かたつむりの性器となった星”、詩画 |
1925 |
絵画(お勘定) |
〃 |
絵画 |
〃 |
サーカスの馬 |
〃 |
絵画 |
1926 |
風景(ばった) |
〃 |
雄鶏のいる風景 |
1927 |
風景(野兎) |
〃 |
サーカスの馬 |
〃 |
1820年の貴婦人像 |
1929 |
プロシアのルイーズ王妃 |
〃 |
題名 |
制作年 |
パピエ・コレ(はり紙) |
1929 |
〃 |
〃 |
男の顔II |
1931 |
絵画 |
1933 |
〃 |
〃 |
〃 |
〃 |
デッサン・コラージュ |
〃 |
〃 |
〃 |
リズミカルな人物たち(タピスリーのための絵) |
1934 |
“かたつむり女花星”(タピスリーのための絵) |
〃 |
人物 |
〃 |
パイプをくわえた男 |
〃 |
自然を前にした人びと |
1935 |
生動する風景 |
〃 |
夜の風景 |
〃 |
人と山 |
1936 |
排泄物の山と男女 |
〃 |
腰かけた人びと |
〃 |
ナゾナイト枚に描いた絵画 |
〃 |
〃 |
〃 |
〃 |
〃 |
古靴のある静物 |
1937 |
肖像III |
1938 |
“星が黒人女の乳房を愛撫する”、詩画 |
〃 |
腰かけた女II |
〃 |
鳥の翼から落ちたひとしずくの露が蜘蛛の巣の蔭に眠るロザリーの目をさます |
1939 |
脱出のはしご、バランジュビル |
1940 |
明けの明星、バランジュビル |
〃 |
女の詩人、パルマ |
〃 |
虹に向かって、パルマ |
1941 |
脱出を夢みる女 |
1945 |
夜と女たち |
〃 |
日の出の女と鳥 |
1946 |
明けの明星 |
〃 |
太陽を前にした女と少女 |
〃 |
ダイヤモンドは夕暮れにほほえむ |
1948 |
螺施を描いて彗星へと這う蛇を追う赤とんぼ |
1951 |
赤い魚の骨がくちばしの青い鳥の青い羽をつらぬく |
〃 |
絵画 |
1952 |
〃 |
1953 |
〃 |
〃 |
〃 |
〃 |
雲雀を追う赤い円盤 |
〃 |
燃える翼の微笑 |
〃 |
滑る蛇につらぬかれた暁のリズムで夜が明ける |
1954 |
星群は遁走してわたしたちに希望が戻ってくる |
〃 |
自画像 |
1937~60 |
太陽を前にした少女の歓喜 |
1960 |
夜の鳥 |
〃 |
腰かけた女V-I |
〃 |
〃V-IV |
〃 |
女と鳥X-II |
〃 |
〃X-VIII |
〃 |
青I |
1961 |
日の出の鳥 |
1962 |
風景の中の鳥 |
1963 |
夜のメッセージ |
1964 |
牧場の歌 |
〃 |
女と鳥 |
〃 |
暁の最初の閃光に飛ぶ鳥 |
〃 |
スキーのレッスン |
1966 |
プロシアのルイーズ王妃像 |
〃 |
版画
題名 |
制作年 |
連作黒と赤よりNo.2 |
1938 |
〃No.5 |
〃 |
〃No.6 |
〃 |
連作バルセロナよりNo.14 |
1944 |
〃No.28 |
〃 |
連作IよりNo.2 |
1952~53 |
連作IIIよりNo.1 |
1953 |
〃No.3 |
〃 |
〃No.4 |
〃 |
〃No.5 |
〃 |
人物 |
1955 |
他国の女 |
1958 |
題名 |
制作年 |
考える人 |
1958 |
マドレーヌ期の人びと |
〃 |
怒っている女 |
〃 |
三途の川 |
〃 |
こおろぎ |
〃 |
予言者 |
〃 |
哲学者たちII |
〃 |
森の番人たち(青) |
〃 |
巨人たちよりNo.1 |
1960 |
〃No.2 |
〃 |
酔った馬 |
1964 |
馬に乗った女 |
〃 |
鳥たちの支度II |
〃 |
火の鳥 |
1965 |
鍛冶屋の空 |
〃 |
ブロンズ彫刻
題名 |
制作年 |
鳥 |
1945 |
女 |
1946 |
〃 |
1948 |
〃 |
1950 |
陶器
題名 |
制作年 |
首 |
1944~46 |
小像 |
1955 |
〃 |
1956 |
モニュメント試作 |
〃 |
小像 |
〃 |
〃 |
〃 |
かぼちゃ |
〃 |
〃 |
〃 |
かぼちゃと鳥 |
〃 |
モニュメント |
〃 |
母と子 |
〃 |
〃(ベージュに黄士色の線) |
〃 |
〃(茶) |
〃 |
〃(オリーブ地) |
〃 |
〃(白地、青と緑の人物) |
〃 |
〃(青と黄の人物) |
〃 |
陶板
題名 |
制作年 |
小石(でこぼこ形) |
〃 |
〃(楕円形) |
〃 |
〃(〃) |
〃 |
〃(〃) |
〃 |
卵(灰色) |
〃 |
〃(青) |
〃 |
〃(モーブ) |
〃 |
壺(灰色に白の線) |
〃 |
〃(白地、円) |
1966 |
〃(緑地、人物) |
〃 |
〃(素焼) |
〃 |
〃(白地、彩画) |
〃 |
タピスリー
題名 |
制作年 |
タピスリー(ゴブラン織) |
1966 |
じゅうたん(サボヌリー工房) |
〃 |
挿絵本
題名 |
制作年 |
トリスタン・ツァラの詩集《独り語る》 |
1950 |
《わたしは庭師のように働く》イボン・タイヤンディエ序 本文ミロ |
1959 |
《アンチ・プラトン》本文イブ・ポヌフォワ |
1962 |
《薄刀の光》本文アンドレ・デュ・ブシェ |
〃 |
《サッカード》本文ジャック・デュパン |
〃 |
- 新聞雑誌関係記事
- 毎日 ミロ展見たまま 10.27から9回連続、ミロと私 10.12から10回連続、ミロ展への招待 10.10から15回連続、ミロ誕生 10.19(夕)から6回連続6.15、7.11、9.5、9.22、9.25、9.26、9.27、9.29、10.3~5(八木一夫)、10.5、10.6、10.18、10.19、(今泉篤男)、10.20、10.20(夕)、10.21、10.23、10.30、11.7、11.9、11.12、11.22(夕)、11.28~29(竹内 郁)
朝日 10.3、9.27 11.1(岡本太郎)
読売 10.28(中村義一)
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