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展覧会草間彌生展―永遠の現在

草間彌生展―永遠の現在

 1950年代から今日まで、世界の現代美術の第一線で活躍し続けてきた草間彌生(1929―、長野県生まれ)の関西では初の大規模な展覧会となった。
 1957年に単身アメリカに渡った草間は、ニューヨークを拠点に活動を開始し、「無限の網」をテーマにしたモノクローム絵画や、布製の突起物で家具やボートなどの表面を覆った「ソフト・スカルプチュア」の創始者として一躍注目され、また60年代のインスタレーションやパフォーマンスの先駆的活動によって、ヤヨイ・クサマの名は世界の美術界に認知された。1973年に帰国したのちも、80年代からの国内外での活躍には実にめざましいものがあり、世界各地の国際展への招待、重要美術館での個展の開催が続いている。
 本展は、壮麗な展開を見せる80年代以降の絵画や彫刻、近作のインスタレーション、初期の代表作をも交えた約100点で構成され、当館の1階、3階、4階を使う立体的な展示となり、劇的な変貌を見せながらも、一貫する草間彌生の芸術の全体像が体験的に理解できる展示となり、予期以上の大きな反響を呼ぶことができた。
 また本展は約1年間をかけて東京、京都、広島、熊本の5都市を巡回し、各開催館が独自のテーマで展示構成を行う試みであった。

会期
2005年1月6日―2月13日
入場者数
30,313人(1日平均892人)
共催
東京国立近代美術館
出品作品数
158点
カタログ
『草間彌生展―永遠の現在』/26.5×25.5cm/298頁
編集・発行:東京国立近代美術館、広島市現代美術館、熊本市現代美術館、松本市美術館/デザイン:中島英樹(中島デザイン)
収録論文等
「創造のプロセス」草間彌生、「鎮魂と再生―草間彌生の芸術」松本透、「魂のおきどころ」澁田見彰、「草間彌生の創造の展開―ニューヨーク時代における」出原均、「ディスレクシアの記憶の海へ―私的憧憬の告白として」南蔦宏
巡回先
東京国立近代美術館、広島市現代美術館、熊本市現代美術館、松本市美術館

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