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展覧会日本画への招待―人・花・風景―展

日本画への招待―人・花・風景―展

 京都画壇を中心とした近代日本画の流れをたどることを目的とし、1967年の独立以来、現在までの約35年にわたり、当館が収集してきた日本画約650点の中から選りすぐった約150点を前・後期で陳列替えをしながら3階企画展示室と4階常設展示室の半分近くを使って展示した。また、1997(平成9)年度の土田麦僊展には修復中のため出品されなかった《三人の舞妓》を拝借し、特別出品という扱いで、当館日本画コレクションの目玉の一つである大正期の京都の日本画家による女性を描いた作品と共に展示した。
 展示作品の選定にあたっては、近代日本画の流れをたどりやすくするために、その大きな主題である人物、花鳥、風景に着目しつつ、各作家1点(前・後期入れ替えの場合は、計2点)を基本とした。また、同時期の東京画壇や水墨画の様子も参考にできるよう、それぞれコーナーを作った。
 また、日本画を初めて見る人に配慮して、①作品を見ながら日本画への理解を深められるよう、日本画についての簡単な説明を会場で配る展示リストに挟み込む。②展示作品のキャプションに材質・技法を書き足す。③ガラスを通さずに日本画独特の色の魅力を堪能していただけるよう、展示するのが所蔵品のみであることの利を生かして、屏風作品も一部ケース外展示とする。④近代日本画壇の流れを一目で理解できるよう、系統図を作成等の試みを行った。

会期
4月12日―5月26日(39日間)
入場者数
27,878人(1日平均715人)
共催
京都新聞社
出品作品数
148点
カタログ
『京都国立近代美術館所蔵名品集[日本画]』/26.5×19.0cm/263頁
編集:京都国立近代美術館/発行:光村推古書院株式会社
所収論文:「京都国立近代美術館の日本画コレクションについて」内山武夫

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