
京都国立近代美術館では、「みる」ことを中心としてきた美術鑑賞のあり方を問い直し、さわる・きく・対話するなどの方法で、障害の有無にかかわらず誰もが楽しめる(ユニバーサルな)鑑賞のかたちを模索する「感覚をひらく」事業を行っています。今回は企画展 「生誕100年 清水九兵衞/六兵衞」に関連して、清水九兵衞/六兵衞(1922-2002)の作品を手でふれて対話しながら鑑賞するワークショップを開催します。
清水九兵衞/六兵衞は、視覚障害のある方の美術鑑賞をめぐるトークの中で「触覚だけの世界で確かめられた触覚感と、我々が視覚のうえで言っている触覚感とは、どこかにずれがある」と話しています。手でふれることと目で見ることで、作品の印象はどんな風に変わるでしょうか。このワークショップでは、さわる・きく・みる・しゃべるといった活動を通して、清水九兵衞/六兵衞作品の魅力をより深く味わっていきます。
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