京都国立近代美術館オープンデー「美術のみかた、みせかた、さわりかた」
おしゃべりツアー 実施報告
- 開催日時
- 8月11日(土) 【A】14:00~14:45 | 【B】15:00~15:45
- 参加者
- A 25名+スタッフ6名
- B 25名+スタッフ7名
- 協力
- ミュージアム・アクセス・ビュー
- イベント詳細
- おしゃべりツアー
このツアーでは、ミュージアム・アクセス・ビューのコーディネートにより、見える人と見えない/見えにくい人とが、言葉による作品鑑賞を行った。1回目は「バウハウスへの応答」展にて、2回目は当館所蔵の立体作品12点が展示された企画展示室にて実施。
冒頭におしゃべりツアーの約束事を全員で確認し、グループ分けをした後は、グループごとに鑑賞を行った。作家名や材質といった作品の基本情報を共有するだけでなく、作品から受ける印象を話しあったり、形や大きさから膨らむイメージを共有したりと、作品を前にグループ内で活発なコミュニケーションが行われた。
<主な感想>
見たまま言葉にするのはとても難しく、すごくもどかしさを感じましたが、見える人と見えない人関係なくみんなで作品の見方をつくりあげていくのが楽しかったです。
普段何気なく話していますが改めて言葉の重みを感じました。一方的な説明をし、分かってもらおうとすることも改めようと思いました。(70代以上、女性)
視覚障害を持った方と美術鑑賞する時には形や色の説明にこだわっていたが、今日のツアーでは感じたことをそのまま伝え、より深く作者のメッセージに至ることができたように思われる。(50代)
静かに個で観るのではなく、他の人と対話しながら観る、他の視点を知ることで新しい発見をする。とても面白かったです。(40代・女性)