エデュケーショナル・スタディズ
「感覚をひらく―新たな美術鑑賞プログラム創造推進事業」

エデュケーショナル・スタディズ

 当館の「2019年度第6回コレクション展」の一角にて、本事業にかんする展示を行っています。
 「感覚をひらく」ではこれまで、視覚障害のある方にもご参加いただきながら、立体作品や染織作品を手で触れて鑑賞するワークショップや、音や匂いに着目したまちあるき、美術館建築や展示空間を身体をつかって感じるプログラムなどを続けてきました。美術館で、障害のある方とともにユニバーサルな(誰もが享受できる)鑑賞のあり方を模索することは、これまで気が付かなかった作品の魅力をまったく別の角度から発見していく一助になると考えています。さらには美術館が、そこを訪れた人たちが鑑賞を通して互いの感性を理解しあう場として機能することも期待しています。
 今回は「エデュケーショナル・スタディズ」として、本事業の一環として2017年度から継続的に制作している、当館の所蔵品についての触察ツール「さわるコレクション」を、本物の作品とあわせてご紹介しています。会場では、「さわるコレクション」を作品のそばに置いていますので、ぜひお手に取ってごゆっくりとお楽しみください。

会期
2020年1月4日(土)~3月1日(日)
会場
京都国立近代美術館 4階 コレクション・ギャラリー内
入場料
コレクション展の観覧料に準じます。くわしくはこちらをご覧ください。