寬次郎さん、枕元のラジオになにを視ていたんですか?

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河井寬次郎《呉洲陶彫》

作家名:河井寬次郎

作品名:呉洲陶彫

1960年頃から寬次郎は、木彫の造形を陶彫へと展開していく。その造形は木彫に準じているが、なぜか蓮の根元の玉の大きさだけが小さくなっている。前室の《三色打薬陶彫》の人差し指に乗った玉も小さくなっているが、その玉を手で握り締めると階段の手すりを思い起こさせた。

テキスト:中村裕太(作家)

制作年
1962
材質技法
陶器
サイズ
43.5×23.5×17.5
所蔵
京都国立近代美術館所蔵作品目録
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ABCコレクション・データベースvol.2 河井寬次郎を眼で聴き、耳で視る

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これは、河井寬次郎の仕事を、
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