京都国立近代美術館

ルートヴィヒ美術館展
20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション

152 マルセル・オーデンバハ《映像の映像を撮る》

ドイツを代表する映像作家。歴史や社会、異文化への関心から、ドイツ赤軍、ナチズム、反ユダヤ主義、アフリカに今も残る植民地主義の残像などを取り上げてきた。本作は、ルートヴィヒ美術館開館40周年記念展「我々はそれをルートヴィヒと呼ぶ」のために制作された。ルートヴィヒ夫妻の私邸を舞台に、様々な時代と場所で行われたペーター・ルートヴィヒのスピーチやインタビューの記録映像が挿入され、コレクターとしての信条が本人の言葉で語られる。映像の最後には、夫妻が談笑する場面も登場する。オーデンバハは、2021年にヴォルフガング・ハーン賞を受賞した。

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