京都国立近代美術館京都国立近代美術館 京都国立近代美術館 京都国立近代美術館

MENU
Scroll

開館状況  ─  

お知らせEvents & News

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)京都支部
  2007年度 第3回フェローセミナー

お知らせ

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)京都支部
  2007年度 第3回フェローセミナー

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)では、フェローシップ・プログラムにより海外の日本研究者を日本に招聘し、研究する機会を提供 しています。京都支部ではその研究成果の発表の場としてフェローセミナーを実施しています。このたび2007年度第3回セミナーを以下の通り開催致しますので、ご案内申し上げます。今回は京都国立近代美術館との共同プロジェクトとして、同美術館より会場提供をはじめとする協力を得て実施します。多くの皆様のご参加をお待ちしています(今回の発表は日本語で行われます。 通訳はありません)。

日時:
2007年9月15日(土)午後2時〜4時(当日午前11時から整理券配布)
研究発表:午後2時〜3時、質疑応答:午後3時〜4時

場所:
京都国立近代美術館1階講堂

聴講料・定員:
聴講無料、先着50名

主催:
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)京都支部

共催:
京都国立近代美術館

講師: Kiku Day(デイ・菊壺)氏 (デンマーク/2006年度基金フェロー)

1989年から11年間東京で「地なし尺八」を奥田敦也に師事。2000年から英国、ロンドン大学、東洋アフリカ研究学院にて民族音楽学を学ぶ。修士は米国、カリフォルニア州のミルス・カレッジにて尺八による現代音楽と即興のパフォーマンスを専攻。現在、ロンドン大学の博士課程在籍。民族音楽学専攻。専門は尺八。国際交流基金日本研究フェローとして2007年3月に来日。大阪芸術大学の月溪恒子教授と志村哲准教授の指導協力のもと、地なし尺八の構造学と歴史をテーマとして研究活動中。

テーマ: 尺八の国際的な広がりとその原点回帰の動き
   The Shakuhachi in an International Context: The ‘Back to the Origin Movement’

尺八は、特に欧米では、日本の伝統音楽を代表する楽器である。どういう動きで尺八が世界に広がっていったかを観察し、尺八をとうしてどのように日本の歴史や文化を欧米人に紹介してきたかを分析する。更に、明治維新以来、改良尺八(地塗り尺八)ができてから、邦楽の世界の端に追いやられた地なし尺八(虚無僧尺八)が、ここ十年、特にこの五年間 注目を集めてきている着眼する。この傾向は欧米人の尺八奏者の方が強いが、この動きの影響を受けて、日本でも少しずつ尺八製作者が地なし尺八を作る人が増え始めている。現代における地なし尺八は、江戸時代の物とは構造が異なるのではないかという仮説を前提に、この研究を進めていく。

(デイ・菊壺)
問合せ先:
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)京都支部
     〒604-8186
     京都市中京区車屋町通御池下ル梅屋町361-1
     アーバネックス御池ビル東館4F
TEL: 075-211-1312  FAX: 075-255-1273

企画展及びコレクション・ギャラリーのご観覧料は別途であることをご了承下さい。


このページの先頭へ