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MoMAK Films 2025 日本映画と音楽——生誕100年 芥川也寸志 2025年5月24日(土)・25日(日)

料金 1プログラム 520円(オンラインチケット)
※中学生以下無料
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料(要証明)
※当日に限り、本券でコレクション展もご覧いただけます
定員 50席
チケットの購入方法 【オンラインチケット】こちらからご希望の作品をお選びください。
【当日券】上映30分前より、当館1Fインフォメーションにて当日券を若干枚数販売します。
※数に限りがありますので、事前にオンラインチケットの購入をお願いします
主催 京都国立近代美術館、国立映画アーカイブ
会場 京都国立近代美術館 1階講堂
※受付・開場は上映30分前から
お願い ・携帯電話・スマートフォン等の電源はお切りください。
・上映中の写真や動画の撮影・録音はご遠慮ください。
・会場内での飲食はお控えください。

5.24 sat. 11:00-12:43
5.25 sun. 14:00-15:43 (アフタートーク 15:50-16:20)

白い牙 ©1960 松竹株式会社
白い牙 1960年 (松竹京都) (103分・35㎜・カラー)

五所平之助が井上靖の小説に取り組んだ「愛の三部作」第二作で、神戸の山の手に暮らす一家の愛憎劇。主人公の紗夷子(牧紀子)が衝動的に外国人と一夜を共にする場面の音楽は芥川が好んで映画に用いたもので、本作のほか『破戒』(市川崑、1962)『地獄変』(豊田四郎、1969)『日蓮』(中村登、1979)等で耳にすることができる。

監督五所平之助
原作井上靖
脚本長谷部慶次、堀江英夫
撮影竹野治夫
美術平川透徹
音楽芥川也寸志
出演牧紀子、佐分利信、轟夕起子、三上真一郎、桂木洋子、南原宏治

5.24 sat. 14:00-15:23 (アフタートーク 15:30-16:00)
5.25 sun. 11:00-12:23

東京湾 ©1962 松竹株式会社
東京湾 1962年 (松竹大船) (83分・35㎜・白黒)

射殺事件の捜査線上に浮かんだ左利きの狙撃手と、彼を追う刑事の攻防を描く。俳優佐田啓二による初の企画作でもある。トランペットやアコーディオンを軸にした音楽が、作品の乾いた雰囲気を巧みに描出する。列車で犯人と刑事が鉢合わせる場面の旋律は『白い崖』(今井正、1960)等にも現れ、芥川流「衝撃のテーマ」と言える。

監督野村芳太郎
脚本松山善三、多賀祥介
撮影川又昻
美術宇野耕司
音楽芥川也寸志
出演石崎二郎、榊ひろみ、葵京子、西村晃、玉川伊佐夫

芥川也寸志(1925-1989) 芥川龍之介の三男として生まれる。長兄は俳優・演出家の芥川比呂志。東京音楽学校在学中から戦後新世代の作曲家として注目され、1953年には團伊玖磨・黛敏郎と「3人の会」を結成、マスメディアも活用した華々しい活躍を繰り広げる。以降も演奏会用作品のみならず、映画・テレビ・ラジオの音楽や教育活動、著作権運動など幅広く多彩な功績を残した。

アフタートーク(5/24 15:30-16:00、5/25 15:50-16:20)

二作品の上映後には、日本の映画音楽史を専門とする国立映画アーカイブ研究員によるアフタートークを開催。
芥川也寸志が生涯を通じて精力的に取り組んだ映画のための音楽とその特色について解説します。※内容は両日とも同じです

登壇者藤原征生(国立映画アーカイブ 特定研究員)
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