京都国立近代美術館京都国立近代美術館 京都国立近代美術館 京都国立近代美術館

MENU
Scroll

開館状況  ─  

MoMAK Films 2023
開館60周年記念 戦後日本映画を振り返る: MoMAK開館60周年――1963年の映画たち 2023年5月27日(土)・28日(日)

1963年に京都国立近代美術館(MoMAK)が開館し、今年度でちょうど60周年を迎えます。MoMAK FILMS 2023では、これを記念し、開館と同年に公開された作品をはじめ、戦後の日本映画を振り返る8作品を上映します。再評価高まる名匠の作品から、若者たちの熱狂的な支持をあつめたアイドルの映画、さらに美術と映画のジャンルを超えた挑戦的な作品まで、幅広くラインナップしました。公開当時と同じフィルム本来の表現を、国立映画アーカイブ所蔵の35㎜プリントでお楽しみください。

料金 1プログラム 520円(オンラインチケット)
※中学生以下無料
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料(要証明)。
※当日に限り、本券でコレクション展もご覧いただけます。
定員 50席
主催 京都国立近代美術館、国立映画アーカイブ
会場 京都国立近代美術館 1階講堂
お願い ・携帯電話・スマートフォン等の電源はお切りください。
・上映中の写真や動画の撮影・録音はご遠慮ください。
・会場内での飲食はお控えください。
パンフレット MoMAK開館60周年 戦後日本映画を振り返る パンフレット
パンフレット (PDF 3MB)

グラフィックデザイン:大西正一

5.27 sat. 14:00-15:49

嵐を呼ぶ十八人 『嵐を呼ぶ十八人』1963年
嵐を呼ぶ十八人 1963年(松竹京都) 109分・35mm・白黒

松竹副社長の城戸四郎が、吉田喜重監督に京都の映画人の高度な技を経験させようと提案したという作品。造船所で働く社外工の島崎(早川)が管理する寮に入寮したのは、大阪から集団就職してきた18人の無軌道な若者たち。ある日、島崎の知人女性が何者かに襲われる事件が起きる。資本家・労働者の二項対立を超えた斬新な演出により「社会派映画」への批判的返答と評される重要作。

監督・脚本吉田喜重
原作皆川敏夫
撮影成島東一郎
美術大角純一
音楽林光
出演早川保、香山美子、殿山泰司、芦屋雁之助、根岸明美、浦辺粂子、浪花千栄子

5.28 sun. 14:00-15:38

五十万人の遺産 ©1963 TOHO CO., LTD.
五十万人の遺産 1963年(宝塚映画=三船プロ) 98分・35mm・白黒

戦時中に日本軍が隠した7億円相当の金貨を求めて5人の男が密輸船でフィリピンに上陸、山奥を舞台に裏切りと疑心にまみれた大冒険を繰り広げる。1962年に設立された三船プロダクションの記念すべき第1作にして、戦中派としての想いを込めた三船敏郎唯一の監督作。編集にかかわった黒澤明をはじめ黒澤組のスタッフが集結し、フィリピン現地ロケを行うなど、壮大なスケールの活劇に仕上げている。

監督・出演三船敏郎
脚本菊島隆三
撮影斎藤孝雄
美術村木与四郎
音楽佐藤勝
出演三橋達也、仲代達矢、山崎努、堺左千夫、田島義文、土屋嘉男、浜美枝、星由里子、中村哲、山田桂子
MoMAK Films に戻る