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NFAJ 所蔵作品選集 MoMAK Films 2020 ポーランドの映画ポスター展関連特集 ポーランドで愛された映画たち 2020年6月27日(土)・28日(日)

 「日本・ポーランド国交樹立100周年記念 ポーランドの映画ポスター」展開催にあわせて、卓抜なポスターデザインで紹介された、代表的なポーランド映画と日本映画を厳選して、国立映画アーカイブ所蔵フィルムから上映します。映画ポスターとともに、それぞれの映画作品の表現と造型、イメージをご堪能ください。

料金 1プログラム 520円(オンライン事前予約制のみ)
※中学生以下無料
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料(要証明)。
※当日に限り、本券でコレクション展もご覧いただけます。
定員 先着20席
新型コロナウイルス感染予防・感染拡大防止のため、 MoMAK Filmsではお客様に安心して映画を鑑賞していただけるよう実施形態・入場券の販売方法を変更します。
会場 京都国立近代美術館 1階講堂
パンフレット ポーランドの映画ポスター展関連特集 ポーランドで愛された映画たち パンフレット
パンフレット (PDF)

6.27 sat. 14:00-15:34

『水の中のナイフ』1962年 Tigon Films
『水の中のナイフ』Nóż w wodzie 1962年 (ポーランド) 94分・35mm・白黒

 ポランスキの名を世界中に知らしめた長篇第1作。湖上に浮かぶ自家用ヨットを舞台に、持ち主の中年男と若い妻、同乗したヒッチハイクの若者の、心理的な葛藤を硬質なモノクロ映像で描く。無国籍性と消費文化肯定が当時の共産党第一書記の逆鱗に触れたが、作品は国際的評価を受け、ポーランド映画の高い芸術性を世界に知らしめた。ヴェネチア国際映画祭国際批評家連盟賞受賞。

監督・脚本ロマン・ポランスキ
脚本イェジー・スコリモフスキ、ヤクプ・ゴルドベルク
撮影イェジー・リプマン
美術ボレスワフ・カムィコフスキ
音楽クシシュトフ・コメダ
出演レオン・ニェムチク、ヨランタ・ウミェツカ、ジグムント・マラノヴィチ

6.27 sat. 16:00-18:33

『鉄の男』1981年 鉄の男
『鉄の男』Człowiek z żelaza 1981年 (ポーランド) 153分・35mm・白黒

 ポーランド民主化の原動力となった自主管理労働組合「連帯」の運動高揚期にワイダが放った、『大理石の男』(1977年)の後日譚。「連帯」が発足したグダニスク造船所を舞台に、体制側の記者が、ストライキのリーダーたちの生きざまと信念を明らかにしていく。クライマックスは、80年8月の「連帯」と共産党の政労合意調印式。カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。

監督アンジェイ・ワイダ
脚本アレクサンデル・シチボル=リルスキ
撮影エドヴァルト・クウォシンスキ
美術アラン・スタルスキ
音楽アンジェイ・コジンスキ
出演イェジー・ラジヴィウォヴィチ、クリスティナ・ヤンダ、マリヤン・オパニャ、イレーナ・ビルスカ、レフ・ワレサ

6.28 sun. 14:00-15:25

『ゴジラ対ヘドラ』1971年 ゴジラ対ヘドラ
『ゴジラ対ヘドラ』 1971年 (東宝) 85分・35mm・カラー

 当時社会問題となっていた公害問題をテーマに、汚染された海から生まれた怪獣ヘドラとゴジラの死闘を描く。ゴジラシリーズの第11作で、井上泰幸のデザインが秀逸なヘドラは、移動しながら硫酸ミストをまき散らし、吐き出すヘドロ弾や赤色光線で生き物を白骨化していく最強怪獣。ゴジラが放射能を吐いて空を飛ぶシーンも話題を呼んだ。

監督・脚本坂野義光
脚本馬淵薫
撮影真野田陽一
美術井上泰幸
音楽真鍋理一郎
特殊技術中野昭慶
光学撮影徳政義行
合成土井三郎
出演山内明、木村俊恵、川瀬裕之、柴本俊夫、麻里圭子、吉田義夫

6.28 sun. 16:00-18:32

『新幹線大爆破』1975年 新幹線大爆破 © 東映
『新幹線大爆破』 1975年 (東映東京) 152分・35mm・カラー

 ひかり109号に仕掛けられた爆弾をめぐる、犯人グループと捜査当局の息詰まる攻防を、卓抜なアイデアと緻密なシナリオで描いた和製パニック映画の傑作。世界各国で上映されヒットを記録した海外版は、100分版、115分版と、日本版の152分より大幅に短く、よりスピーディな展開となった。上映はオリジナルの日本版。

監督・脚本佐藤純弥
原作加藤阿礼
脚本小野竜之助
撮影飯村雅彦
美術中村修一郎
音楽青山八郎
出演高倉健、千葉真一、宇津井健、山本桂、郷鍈治、織田あきら、竜雷太、丹波哲郎、北大路欣也、川地民夫、田中邦衛、志村喬、山内明、永井智雄、鈴木瑞穂
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