NFAJ 所蔵作品選集 MoMAK Films 2018 日本・スウェーデン外交関係樹立150周年 スウェーデン映画への招待 2018年12月7日(金)・8日(土)
日本・スウェーデンの外交関係樹立150周年を迎える本年、国立映画アーカイブではスウェーデン映画の大規模な特集上映を開催。同プログラムから選んだ4作品を京都でも上映します。ベルイマンの初期重要作品『牢獄』(1949)、イングリッド・バーグマンのスウェーデン時代の代表作『女の顔』(1938)ほか、スウェーデン映画の名作を紹介します。
- 主催
- 京都国立近代美術館(MoMAK)
国立映画アーカイブ(NFAJ)
スウェーデン映画協会 - 協力
- スウェーデン大使館
料金 |
1プログラム 520円(当日券のみ) ※中学生以下無料 ※心身に障がいのある方と付添者1名は無料(要証明)。 ※当日に限り、本券でコレクション展もご覧いただけます。 |
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定員 |
先着100席 入場券は1階インフォメーションにて販売します。1回目の上映開始1時間前より当日分のすべての作品の整理番号つき入場券を販売、開場します。各回入替制です。 |
会場 | 京都国立近代美術館 1階講堂 |
12.7
fri. 18:00-20:49

1910年代、父親が病に倒れた一家の少年オーロフ(アックスベリ)は、製材労働者、映画館の売り子、巡回興行の映写技師などの仕事を転々としつつ、独学で学問を身に着け、恋をし、社会変革の意識に目覚めていく。1960年代以降のスウェーデン映画を牽引する一人、J・トロエルの長篇デビュー作は、一少年の成長を描きながら広い世界へ突き抜け、唯一無二の詩情をまとう決定的代表作となった。
監督・脚本・撮影 | ヤーン・トロエル |
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原作 | エイヴィンド・ヨーンソン |
脚本 | ベングト・フォシュルンド |
美術 | ロルフ・ボーマン |
音楽 | エーリク・ノードグレーン |
出演 | エッディ・アックスベリ、ギュードルン・ブロスト、ウッラ・アクセルソン、ウッラ・シューブロム、グンナル・ビョーンシュトランド |
12.8
sat. 14:00-15:40

世界的に知られたスウェーデン人女優、イングリッド・バーグマンのスウェーデン時代の代表作の一つ。整形手術により身も心も美しく変化し、加担しそうになっていた悪事を自らの意志で阻む女性を演じる。バーグマンはその後ハリウッドに迎えられ、さらにはイタリア人監督R・ロッセリーニと公私にわたるパートナーになる。1989年日本公開。
監督 | グスタヴ・モランデル |
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原作 | フランソワ・ド・クロワッセ |
脚本 | ユスタ・ステーヴェンス、スティーナ・ベリマン、ラグンヒルド・プリム |
撮影 | オーケ・ダールクヴィスト |
美術 | アーネ・オーケルマルク |
音楽 | エーリク・ベングトソン |
出演 | イングリッド・バーグマン、トーレ・スヴェンベリ |
12.8
sat. 16:00-17:20

ベルイマンが自身の脚本を初めて監督し、初期キャリア上の転機となった重要作。17歳で身ごもってしまった娘ビルギッタ(スヴェードルンド)の転落が、「この世は地獄である」という全篇を貫く主題を通奏低音として、悪夢のように展開していく。また、映画監督マッティン(エークマン)が次作を構想する様子も並行して描かれ、メタ映画の試みとしても野心的な作品。
監督・脚本 | イングマール・ベルイマン |
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撮影 | ヨーラン・ストリンドベリ |
美術 | P・A・ルンドグレーン |
音楽 | アールランド・フォン・コック |
出演 | ドーリス・スヴェードルンド、ビリエル・マルムステーン、エーヴァ・ヘンニング、ハッセ・エークマン、スティーグ・オリーン |
12.8
sat. 18:00-19:53

世界中で知られる警察小説シリーズの第7作(『唾棄すべき男』)を映画化。主役のマルティン・ベックに抜擢された(それまで喜劇映画の俳優として知られていた)C=G・リンドステットを始め、持ち味の異なる俳優たちの存在感が素晴らしく、彼らのアクションを細部まで巧みにとらえる手持ち撮影も効果的。残虐な殺人事件の犯人を、ストックホルム警察殺人課の刑事たちが追っていく。当時のスウェーデンで記録的なヒットとなった。1978年日本公開。
監督・脚本 | ボー・ヴィーデルベリ |
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原作 | マイ・シューヴァル、ペール・ヴァールー |
撮影 | オッド・ガイル・セーテル、パール・シェルベリ |
美術 | ウルフ・アクセーン |
音楽 | ビョーン・J・リンド |
出演 | カール=グスタヴ・リンドステット、スヴェン・ヴォルテル、トーマス・ヘルベリ、ホーカン・サーネル |