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MoMAK Films

NFC所蔵作品選集 MoMAK Films
 日本の怪奇映画特集
 7月21日(金)・22日(土)

 ガメラ映画の併映作から日本初のピンク映画の監督による異色作まで……。子どもから大人までの動員を期待し、夏の盛りに観客に背筋の寒い思いを提供する日本映画界の慣行を現代に蘇らせる本特集は、怪奇映画の魅力が芸術とB級感覚の境界線上に生じる事実を浮き彫りにし、そうした点で中川信夫作品は他の名匠らの怪談映画を凌駕する。一昔前のJホラーブームに教わるまでもなく日本映画は恐ろしい。そしてもちろん、ここでの「恐ろしい」は「面白い」と同義である。

会場情報と料金については、こちら
7月21日(金)18:00-19:24 (開場:17:30)
*当日17:00より、1階インフォメーションにて整理番号つき入場券を販売します。
『吸血鬼ゴケミドロ』 1968年(松竹)
(84分・35mm・カラー)
吸血鬼ゴケミドロ
 国内線の旅客機がハイジャックされ、無人の荒野に不時着、命を取りとめた乗客乗員に謎の生命体が襲いかかる……。吸血鬼と宇宙人が混在する特異な筋立てと(今となっては)キッチュな特撮、ヴェトナム戦争などの世相を反映させた設定等々、タランティーノがファンであることも頷けるカルト作品。
監督 佐藤肇
製作 猪股堯
脚本 高久進、小林久三
撮影 平瀬静雄
美術 芳野尹孝
音楽 菊池俊輔
出演 吉田輝雄、佐藤友美、北村英三、高橋昌也、キャッシイ・ホーラン、
高英男、加藤和夫、楠 侑子、山本紀彦、金子信雄、西本祐行
7月21日(金)19:30 – 20:30
アフタートーク
 講師:北小路隆志氏
7月22日(土)14:00-15:19(開場:13:30)
*当日13:00より、1階インフォメーションにて当日分のすべての作品の整理番号つき入場券を販売します。
『妖怪百物語』 1968年(大映)
(79分・35mm・白黒)
妖怪百物語
 TVアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の放送が開始され妖怪ブームが沸き起こっていたなかで製作された怪談映画。悪辣な豪商が寺社奉行と結託して町人たちの長屋を取り壊して遊郭を作ろうと目論むが、彼らの前に次々と妖怪たちが出現して・・・。ろくろ首、からかさ小僧をはじめ、多様な妖怪が登場。
監督 安田公義
製作 西沢鋭治
脚本 吉田哲郎
撮影 竹村康和
美術 西岡善信
音楽 渡辺宙明
出演 藤巻潤、高田美和、平泉征、坪内ミキ子、ルーキー新一、林家正蔵、
神田隆、五味龍太郎、吉田義夫、水原浩一
7月22日(土)16:00-17:17(開場:15:45)
*当日13:00より、1階インフォメーションにて当日分のすべての作品の整理番号つき入場券を販売します。
『東海道四谷怪談』 1959年(新東宝)
(77分・35mm・カラー)
東海道四谷怪談
©国際放映
 日本のホラー映画を代表する古典的作品。数多くの怪談映画を監督した中川信夫の様式的かつ大胆な恐怖表現と、天知茂の虚無的な演技が組み合わされて崇高な雰囲気さえ漂わせる。暗闇のなかにほのかに浮かび上がる映像のディティールを35mmフィルムと大スクリーンで堪能されたい。
監督 中川信夫
製作 大蔵貢
脚本 大貫正義、石川義寛
撮影 西本正
美術 黒沢治安
音楽 渡辺寅明
出演 天知茂、北沢典子、若杉嘉津子、江見俊太郎、中村竜三郎、池内淳子、
大友純、林寛、浅野進治郎、芝田新
7月22日(土)18:00-19:10(開場:17:45)
*当日13:00より、1階インフォメーションにて当日分のすべての作品の整理番号つき入場券を販売します。
『怪談異人幽霊』 1963年(大蔵映画)
(70分・35mm・白黒)
 ピンク映画第1作として知られる『肉体の市場』(1962)を監督して以降、膨大な数のピンク映画を演出した小林悟による怪談映画。京子(扇町)は既婚者のロバートと恋仲になり、妻をうとましく思ったロバートは妻を殺害するが、二人はペギーの幽霊に悩まされる・・・。
監督 小林悟
製作・原作 大蔵貢
撮影 岩崎秀光
美術 黒沢治安
音楽 近江俊郎、長瀬貞夫
出演 一條美矢子、扇町京子、エンベル・アルテンバイ、ロミー・マイ、
梅若正二、江波志郎、一條ゆかり、小野彰子、岩田レナ、大原譲二
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