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MoMAK Films

NFC所蔵作品選集 MoMAK Films:
 美術映画と映画美術
 2013年6月15日(土)・16日(日)

 今秋当館で開催予定の展覧会「映画をめぐる美術」(9月7日-10月27日)にちなみ、映画芸術と美術の関係を、フランス映画から考察。1日目はフランドル派の絵画から構築したラザール・メールソンのオープンセットと、メールソンの助手を務めたアレクサンドル・トローネルによるパリの街から、詩的レアリスムの様式のルーツを辿る。2日目のクルーゾー特集では、美術映画とレオン・パルザックの映画美術の2作を通して、映画演出と美術の妙を堪能できる。

会場情報と料金については、こちら
6月15日(土)14:00-15:41『女だけの都』1935年(フランス)
(101分・35mm・白黒)
 17世紀のフランドル地方を舞台に、通過するスペイン軍の狼藉を防ごうとする街の人々を描く。フランドル地方の絵画をもとに、町を大がかりに再現したラザール・メールソンの美術が圧巻。1963年ヴェネツィア国際映画祭監督賞。
監督・脚本ジャック・フェデー
脚本シャルル・スパーク
撮影ハリ・ストラドリング、ルイ・バージュ、アンドレ・トーマ
美術ラザール・メールソン
音楽ルイ・ベイツ
出演フランソワーズ・ロゼ―、ミシュリーヌ・シェイレル、ジャン・ミュラ、アンドレ・アレルム、ルイ・ジューヴェ
6月15日(土)15:55-19:01『天井棧敷の人々』1945年(フランス)
(186分・35mm・白黒)
 19世紀中頃のパリを舞台に、「犯罪大通り」と呼ばれる劇場街を行き交う人々の愛憎劇。M・カルネ&J・プレヴェール、アレクサンドル・トローネル、トリオの代表作。1946年ヴェネツィア国際映画祭特別賞。
監督マルセル・カルネ
脚本ジャック・プレヴェール
撮影ロジェ・ユベール、マルク・フォッサール
美術レオン・バルザック、レーモン・ガビュッティ、アレクサンドル・トローネル
音楽ジョゼフ・コスマ、モーリス・ティリエ
出演ピエール・ブラッスール、アルレッティ、ジャン=ルイ・バロー、マリア・カザレス、マルセル・エラン、ピエール・ルノワール、ガストン・モド
6月16日(日)14:00-15:14『ピカソ―天才の秘密』1956年(フランス)
(74分・35mm・パートカラ―、吹き替え)
 サスペンス映画の巨匠アンリ=ジョルジュ・クルーゾーが、長年親交を持ってきたピカソの創造の秘密を撮りあげたドキュメンタリー。ピカソが即興的に描いていくドローイングを丹念に記録し、美術映画の代表作ともなった。1956年カンヌ国際映画祭審査員特別賞。
監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
撮影クロード・ルノワール
音楽ジョルジュ・オーリック
出演パブロ・ピカソ(日本語版語り手)永井智雄
6月16日(日)15:30-17:27『惡魔のような女』1954年(フランス)
(117分・35mm・白黒)
 妻に大きく依存しながらも愛人を持つ、横暴な学校長の失踪をめぐるサスペンスで、クルーゾーの代表作。美術は、『天井棧敷の人々』でトローネルと一緒に仕事したレオン・バルザック。
監督・脚本アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
原作ピエール・ボワロー、トーマ・ナルスジャック
脚本ジェローム・ジェロミニ
撮影アルマン・ティラール、ロベール・ジュイヤール
美術レオン・バルザック
音楽ジョルジュ・ヴァン・パリス
出演シモーヌ・シニョレ、ヴェラ・クルーゾー、ポール・ム―リス、シャルル・ヴァネル
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