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MoMAK Films @ home: 村山知義特集
2012年4月21日(土)・22日(日)
展覧会「すべての僕が沸騰する―村山知義の宇宙―」にあわせて、村山知義が築地小劇場での公演の際に舞台美術を手がけたことで知られるドイツ表現主義映画『朝から夜中まで』(1921)や村山が製作に関わった映画作品を特集上映します。
会場情報と料金については、こちら
- 4月21日 14:00-15:09
『朝から夜中まで』(VON MORGENS BIS MITTERNACHTS)1921年 - 69分・18fps・35mm・無声・白黒
- デフォルメされた抽象的な空間、様式化された役者の演技や衣裳によっていびつな世界を描き出した表現主義映画の傑作。若い女に魅せられ、大金を着服して身を滅ぼす銀行の出納係の物語。撮影のカール・ホフマンはこの後『ドクトル・マブゼ』(1922)をはじめとするフリッツ・ラング作品を手がけることとなる。
監督・脚本 | カール・ハインツ・マルティン |
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原作 | ゲオルク・カイザー |
脚本 | ヘルバート・ユットケ |
撮影 | カール・ホフマン |
美術 | ロベルト・ネッパッハ |
出演 | エルンスト・ドイッチュ、エルナ・モレナ、ローマ・バーン、 アドルフ・エドガー・リホ、フリーダ・リヒャルト |
- 4月21日 15:25-16:24 『雪崩』 1937年
- 59分・35mm・白黒
- 人物のモノローグ場面で画面に紗をかけるという奇抜な技法が話題になった作品で、前衛芸術家の村山知義が参加した。裕福な家に嫁いだ善良な妻(霧立)は夫を信頼しきっている。しかし自分に嘘をつけない夫(佐伯)は結婚の失敗を認め、父から反対されながらも昔なじみの恋人に恋慕を打ち明ける。
監督・脚本 | 成瀬巳喜男 |
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原作 | 大佛次郎 |
構案 | 村山知義 |
撮影 | 立花幹也 |
美術 | 北猛夫 |
音楽 | 飯田信夫 |
出演 | 佐伯秀男、霧立のぼる、江戸川蘭子、汐見洋、 英百合子、丸山定夫、三島雅夫、生方明 |
- 4月22日 14:00-15:12 『地平線』1939年
- 72分・35mm・白黒
- 行動力ある考古学者を主人公とし、実際に当時の「満蒙」国境地域で2か月にわたるロケを敢行した大都映画の大作。大宅壮一の原作では、日本の人類学・考古学の草分けとなった鳥居龍蔵がモデルとされる。脚本に前衛演劇の村山知義を迎えた異色の一篇。
監督 | 吉村操、白井戦太郎 |
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撮影 | 松井鴻、永貞二郎 |
原作 | 大宅壮一 |
脚本 | 村山知義 |
美術 | 峰八十八 |
音楽 | 杉田良造 |
出演 | 藤間林太郎、大河百々代、水島道太郎、近衛十四郎、久松玉城、 葵沙起子、相澤喜代子、横山文彦、桂木輝夫 |
- 4月22日 15:30-17:27 『人間』1962年
- 117分・35mm・白黒
- 59日の間海上を漂流し、人肉食いの危機に直面した漁船員たちに肉薄した野上弥生子の「海神丸」を原作に仰ぐ。新藤の主眼は「人間が獣に移行するプロセス」であり、そのため動物園に赴いて牛、熊などいろいろな動物の生態を観察したという。
監督・脚本・美術 | 新藤兼人 |
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原作 | 野上弥生子 |
撮影 | 黒田清己 |
音楽 | 林光 |
出演 | 乙羽信子、殿山泰司、佐藤慶、山本圭、加地健太郎、 渡辺美佐子、村山知義、観世栄夫、浜村純 |
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