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MoMAK Films @ home 韓国
2011年2月11日(金[祝])・12日(土)
日本で映画を学び、戦後はインドネシア映画の父ともなった朝鮮人許泳(ホ・ヨン)が日夏英太郎という日本名で監督した『君と僕』の貴重な発掘断片をはじめ、日帝統治下の朝鮮で製作された、戦前の国策映画3作品を上映。また、仏教をモチーフにした韓国映画をとりあげ、解放後の代表作で、崔銀姫(チェ・ウニ)を大スターに押し上げた『心の故郷』、80年代コリアン・ニュー・ウェーブの象徴的作品『達磨はなぜ東へ行ったのか』を上映。
会場情報と料金については、こちら
- 2月11日 14:00–14:48 『京城』 1940年
- 24分・白黒・サウンド版
- 朝鮮総督府鉄道局から依頼を受けて、清水宏以下、当時の松竹を代表するスタッフが製作した国策映画のドキュメンタリー。日韓併合後に首都「開城」から改称された大都市「京城」(現ソウル)を対象に、1940年春の朝から夜までの人々の生活や風景を清水タッチで淡々と描き、植民地映画と都市映画の混交した作品に仕上がっている。
監督 | 清水宏 |
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撮影 | 厚田雄治 |
編集 | 浜村義康 |
音楽 | 伊藤宣二 |
- 『君と僕』 1941年
- 24分・白黒
- 戦時下における朝鮮民族の志願兵をテーマにした劇映画。失われた作品と見なされていたが、全体の2割程度が16mmプリントとして発見された。青年兵たちの行進や訓練の合間ののどかな休息場面、そして白馬江を舟で下りながら登場人物が歌を歌う場面などが残っている。わずかに李香蘭(山口淑子)も出演している。
監督 | 日夏英太朗 |
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脚本 | 日夏英太郎、飯島正 |
撮影 | 森尾鉄郎 |
音楽 | 佐藤長助 |
出演 | 小杉勇、三宅邦子、永田絃次郎、朝霧鏡子、金素英、李香蘭 |
※『京城』・『君と僕』は、1つのプログラムとして続けて上映します。
- 2月11日 15:10–16:31 『若き姿』 1943年
- 81分・白黒
- 日本支配下の朝鮮を舞台に、日本の勝利を信じて厳しい軍事教練に励む中学生たちを描く。1942年に設立された国策会社、朝鮮映画の第1回作品で、女優文芸峯(ムン・イェボン)など現地の名優も出演したが、スタッフはほとんど内地から派遣された。冒頭が欠落している。
監督 | 豊田四郎 |
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脚本 | 八田尚之 |
撮影 | 三浦光雄 |
美術 | 五所福之助、高垣昇 |
出演 | 丸山定夫、月形龍之介、高山徳右衛門、佐分利信、龍崎一郎、永田靖、 東山千栄子、三谷幸子、黄澈、文芸峯、金玲、清川荘司、中村彰、森赫子 |
- 2月12日 14:00–15:17 『心の故郷』(A HOMETOWN IN HEART) 1949年
- 77分・白黒
- 母親に捨てられお寺に預けられた少年と、一人息子を亡くした母親の交流を詩情あふれる映像で描いた作品。咸世徳(ハム・セドク)の戯曲「童僧」が原作であり、母親役の崔銀姫(チェ・ウニ)は本作で一躍人気女優となった。豊田四郎の助監督をつとめたこともある尹龍奎(ユン・ヨンギュ)の初監督作品。尹監督は本作の製作直後に北朝鮮へ渡り、さらに映画監督として活躍した。数年前に16mmプリントが発見されて韓国映像資料院に収蔵されたが、日本国内であらたに35mmオリジナル・ネガが発見された。
(素材提供:川喜多記念映画文化財団、復元作業:IMAGICA)
監督 | 尹龍奎(ユン・ヨンギュ) |
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原作 | 咸世徳(ハム・セドク) |
撮影 | 韓瀅模(ハン・ヒョンモ) |
出演 | 崔銀姫(チェ・ウニ)、卞基鍾(ピョン・ギジョン)、柳民(ユ・ミン) |
- 2月12日 15:30–17:47 『達磨はなぜ東へ行ったのか』 1989年
(달마가 동쪽으로 간 까닭은 ? /
WHY HAS BODHI-DHARMA LEFT FOR THE EAST ? ) - 137分・カラー
- 画家、美術大学教授の裵鏞均(ペ・ヨンギュン)が8年の歳月をかけて撮り上げた、壮大な「個人映画」。山深い禅寺に暮らす老僧、青年僧、孤児の少年僧3人の生活と美しい自然の関わりを詩趣に満ちた映像で描き、デビュー作にして、ロカルノ映画祭グランプリなど、国際的に高い評価を受けた。
監督 | 裵鏞均(ペ・ヨンギュン) |
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脚本 | 裵鏞均(ペ・ヨンギュン) |
撮影 | 裵鏞均(ペ・ヨンギュン) |
美術 | 裵鏞均(ペ・ヨンギュン) |
編集 | 裵鏞均(ペ・ヨンギュン) |
音楽 | 鎮奎永(チン・ギュヨン) |
出演 | 李判傭(イ・パンヨン)、申元燮(シン・ウォンソプ)、 黄海進(ファン・ヘジン) |
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