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京都国立近代美術館+東京国立近代美術館フィルムセンター 共催フィルム・プロジェクト
野外上映会『イワン雷帝』(«Иван Грозный»)
チラシ PDF形式(335KB)
- 2008年8月1日(金)
- 午後7時30分~午後11時
- (午後6時30分開場)
- 京都国立近代美術館 北側駐車場
- 料金500円(税込)、先着250席
- ※雨天順延(8月2日、雨天の場合は中止、
当日券のみ
野外上映会『イワン雷帝』(«Иван Грозный»)開催要項
『イワン雷帝』(«Иван Грозный») 1944–45年
第1部 | 1944年(アルマ=アタ中央連合撮影所) 99分・35mm・白黒・ロシア語(日本語字幕付) |
---|---|
第2部 | 1945年(アルマ=アタ中央連合撮影所、モスフィルム) 85分・35mm・パートカラー・ロシア語(日本語字幕付) |
ロシア初代皇帝(ツァーリ)として帝国の強大化に尽力したイワン4世(雷帝)の栄光と悲劇を描いた大作『イワン雷帝』は、『戦艦ポチョムキン』(1925)、『十月』(1927)などで知られるソビエト映画の巨匠、セルゲイ・エイゼンシュテイン(1898–1948)最後の作品です。
ロシア帝国の礎を築いた英雄の側面を強調した第1部はスターリンの評価を得ましたが、独裁者の孤独を描いた第2部は、体制批判を暗示するとして上映禁止の処分を受け、スターリンの死後の1958年まで、この作品が公開されることはありませんでした。撮影が進められていた『イワン雷帝』の第3部は、4巻までが完成していた素材の大部分が破棄されるという、数奇な運命をたどった作品としても知られています。
『イワン雷帝』は綿密に計画された絵画的な構図や様式的な演技、第2部の最後で使用された(エイゼンシュテイン作品では唯一の)カラー撮影をはじめ、映像・音・色彩のあらゆる細部にエイゼンシュテインの芸術理論の集大成を見ることができます。
監督・脚本 | セルゲイ・エイゼンシュテイン | |
---|---|---|
撮影 | エドゥアルド・ティッセ、アンドレイ・モスクヴィン | |
美術 | ヨシフ・シュピネリ | |
音楽 | セルゲイ・プロコフィエフ | |
出演 | イワン雷帝 | ニコライ・チェルカーソフ |
アナスタシヤ王妃 | リュドミーラ・ツェリコフスカヤ | |
エフロシーニャ(皇帝の伯母) | セラフィーマ・ビルマン | |
ウラディーミル(エフロシーニャの息子) | パーヴェル・カードチニコフ | |
アンドレイ M. クルブスキー | ミハイル・ナズワーノフ | |
フョードル・コリチェフ (後のモスクワ大司教フィリップ) | アンドレイ・アブリコソフ |
オスカー・フィッシンガー 「習作」シリーズより 1931–32年
『ハンガリアン・ダンス5番』 Studie 7 (Ungarischer Tanz No. 5) |
---|
1931年 3分・35mm・白黒 |
(監)オスカー・フィッシンガー (音)ヨハンネス・ブラームス |
『アイーダのバレエ音楽』 Studie 10 (Ballet Musik aus Aida) |
---|
1932年 5分・35mm・白黒 |
(監)オスカー・フィッシンガー (動画)ハンス・フィッシンガー (音)ジュゼッペ・ヴェルディ |
『モーツァルトのメヌエット』 Studie 11 (Menuett von Mozart) |
---|
1932年 5分・35mm・白黒 |
(監)オスカー・フィッシンガー (音)W.A.モーツァルト |
ドイツのアニメーション作家、オスカー・フィッシンガーが発表した「習作」シリーズの中の3本。図形の動きを音楽に乗せた抽象映画で、日本では「光の交響楽」シリーズとして知られています。
※『イワン雷帝』の上映に先立ち、午後7時15分より、オスカー・フィッシンガーの抽象映画を上映いたします。
なお、企画展「没後10年 下村良之介展——日本画再考への序章」の8月1日(金)の入場時間は午前9時30分~午後7時30分です。
(8月31日まで開催。入場時間は9:30~16:30、金曜日と8月16日は19:30まで)
- 会場
- 京都国立近代美術館 北側駐車場
- 料金・定員
- 500円(税込)、先着250席、当日券のみ
(開催当日の午前9時30分よりチケット売り場で販売)
- 主催
- 京都国立近代美術館、東京国立近代美術館フィルムセンター
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