展覧会すべての僕が沸騰する―村山知義の宇宙―
すべての僕が沸騰する―村山知義の宇宙―
HOME > 展覧会 > すべての僕が沸騰する―村山知義の宇宙―
1922-23年 京都国立近代美術館蔵
当館は、村山知義(1901 – 1977)の代表作《サディスティッシュな空間》(1922 – 23)や貴重な版画作品、さらには村山編集の雑誌『マヴォ』(Mavo)などを収蔵し、これまでコレクション・ギャラリーで紹介してきました。
このたび開催の運びとなった展覧会は、わが国「前衛」運動の旗手・村山知義の多彩な活動の足跡をたどるはじめての回顧展です。
村山はわずか一年のベルリン滞在で、当地に渦巻いていた「前衛」動向に感化され、帰国後1920年代のわが国の美術界に、その衝撃的な表現世界をもちこんだ人物として知られています。しかもその表現は、造形美術にとどまることなく、ダンスパフォーマンスや演劇人としての舞台の仕事をはじめ、最初期から手がけられた絵本のためのさし絵など、文化全般に大きな影響力を与えました。
本展覧会は、1920年代に展開された美術の仕事を中心に、現存する村山作品と参考資料を一堂に会しながら、村山が活動した時代背景を伝える国内外の作品や資料とともに、その沸騰する創造のエネルギーをはじめて明らかにする好機といえるでしょう。700点を超える作品・資料を配し、下記の展覧会構成によって「村山知義の宇宙」を伝えます。
Ⅰ. 前兆:1920
Ⅱ. 伯林:1922
Ⅲ. 沸騰:1923 – 1931
Ⅳ. こどもたちのために
Ⅴ. その生涯
- 会期
- 2012年4月7日(土)~5月13日(日)
- 開館時間
- 通常の開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) - 金曜日の夜間開館日
午前9時30分~午後8時(入館は7時30分まで) - 休館日
- 毎週月曜日
※ただし、4月30日(月・祝)は開館 - 主催
- 京都国立近代美術館
読売新聞社
美術館連絡協議会 - 協賛
- ライオン
清水建設
大日本印刷
損保ジャパン - 観覧料
当日 | 前売り | 団体(20名以上) | |
---|---|---|---|
一 般 | 850 | 700 | 600 |
大学生 | 450 | 350 | 250 |
高校生以下 | 無料 | 無料 | 無料 |
※本料金でコレクション展もご覧いただけます。
※障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料。
(入館の際に証明できるものをご提示ください)
※前売券の主な取り扱い
チケットぴあ (Pコード:765-038)
ローソン (Lコード:51507)
ほか主要プレイガイド、コンビニエンスストアなどで販売予定
※前売券は、2月13日(月)から4月6日(金)までの期間限定販売
関連イベント
- 講演会
- ■「『すべての僕が沸騰する』という現象」
水沢 勉氏(神奈川県立近代美術館館長)
日時:4月29日(日)午後2時~3時30分
会場:京都国立近代美術館1F講堂
定員:100名(聴講無料、当日午前11時から受付にて整理券を配布します) - ■「アヴァンギャルドは、幸せかい。―村山知義の場合」
尾﨑眞人氏(京都市美術館学芸課長)
日時:5月3日(木・祝)午後2時~3時30分
会場:京都国立近代美術館1F講堂
定員:100名(聴講無料、当日午前11時から受付にて整理券を配布します) - 子どもたちのためのプログラム
- 「Tomと絵本の世界」
日時:5月5日(土)午前9時30分~12時
5月12日(土)午前9時30分~12時
対象:小学生
定員:10名(要申込)
会場:京都国立近代美術館1F講堂
ナビゲーター:朴 鈴子 (当館研究補佐員)
川井遊木(当館研究補佐員)
<詳細はこちら> - やなぎみわ 演劇プロジェクト 第三部「1924 人間機械」
- 日時:4月13日(金)~15日(日) 各日午後6時開場
会場:京都国立近代美術館1Fロビー
<プログラム詳細ページ> - 広報資料
- チラシ PDF形式(550KB)
- 巡回先
- 神奈川県立近代美術館 葉山 2012年2月11日(土・祝)~3月25日(日)
高松市美術館 2012年5月25日(金)~7月1日(日)
世田谷美術館 2012年7月14日(土)~9月2日(日)
このページの先頭へ