ルフィーノ・タマヨ展
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1910年の革命の後、メキシコでは新しい歴史意識から、きわめて民族色の濃い表現様式が勃興した。いわゆる壁画運動がそれであるが、オロスコ、リベラ、シケイロスらがその中心的な画家として活躍した。タマヨ、メリダといった画家は、シケイロスらとほほ同世代の画家であるが、彼らは革命的情熱よりも、むしろ造形芸術を創造的に革新すること、多様化することに関心があった。タマヨは若い頃メキシコ古代の彫刻に多くを学んだが、ニューヨークに渡ってキュビスムなどのヨーロッパの近代絵画を学び、メキシコの古代の美術とヨーロッパ近代の美術を融合した独自の画風を確立していった。タマヨはメキシコ現代絵画を最も特徴づけるものとして注目される壁画に対して、より国際的、普遍的なタブロー形式の作品の重要性を主張した。しかし、彼の芸術の根底には、メキシコ古代文明が創造した独特の生命観、宇宙観が流れており、それが疲弊退廃した現代に苦しむ我々20世紀末の人々に、新鮮な感動と力強い希望を与えるのである。この展覧会は本館での開催に先だって、名古屋市美術館、神奈川県立近代美術館で開催され大きな反響を呼んだ
- 会期
- 平成6年2月15日~3月21日
- 入場者数
- 23,326人
- 共催
- 京都新聞社
- 出品目録
作品名 |
制作年 |
材質・形状 |
少年の肖像 |
1928 |
油彩・キャンバス |
物体構成 |
1928 |
油彩・キャンバス |
貝殻 |
1929 |
油彩・キャンバス |
灰色のヌード |
1931 |
油彩・キャンバス |
風の使者たち |
1931 |
油彩、キャンバス |
青い椅子 |
1931 |
油彩・キャンバス |
ヌード |
1931 |
油彩・キャンバス |
ファレス讃 |
1932 |
油彩・キャンバス |
絵画の女神たち |
1932 |
油彩・キャンバス |
輪をもつ少女 |
1932 |
油彩・キャンバス |
フォトジェニック・ヴィーナス |
1934 |
油彩・キャンバス |
ルフイーノとオルガ |
1934 |
油彩・キャンバス |
コルセット店の広告 |
1934 |
油彩・キャンバス |
サパタ讃 |
1935 |
油彩・キャンバス |
革命の呼び声 |
1935 |
油彩・カンバス |
オルガの肖像 |
1953 |
油彩・キャンバス |
静物 |
1935 |
油彩・キャンバス |
家族 |
1936 |
油彩・カンバス |
テラスから眺めたニューヨーク |
1937 |
油彩・キャンバス |
アイスクリームのある静物 |
1938 |
油彩・キャンバス |
果物鉢の果物 |
1939 |
|
黒人の仮面(カーニバル) |
1939 |
テンペラ・リネン |
歌姫たち |
1940 |
油彩・キャンバス |
女とパイナップル |
1941 |
油彩・キャンバス |
作品名 |
制作年 |
材質・形状 |
ライオンと馬 |
1942 |
油彩・キャンバス |
赤毛と栗毛の二頭の馬 |
1942 |
油彩・キャンバス |
月に吠える犬 |
1943 |
油彩・キャンバス |
狂犬 |
1943 |
油彩・キャンバス |
白いヌード |
1943 |
油彩・キャンバス |
フルーティスト |
1944 |
油彩・キャンバス |
蝶を採る女 |
1944 |
油彩・キャンバス |
鳥たちの友達 |
1944 |
油彩・キャンバス |
遊ぶ少年 |
1945 |
油彩・キャンバス |
火 |
1946 |
油彩・キャンバス |
幸福な酔っぱらい |
1946 |
油彩・キャンバス |
乗り遅れた乗客 |
1946 |
油彩・キャンバス |
奇妙な鳥に襲われる少女 |
1947 |
油彩・キャンバス |
夜の踊り子たち |
1948 |
油彩・キャンバス |
すいかを食べる男 |
1949 |
油彩・キャンバス |
苦悶する人 |
1949 |
油彩・キャンバス |
真珠 |
1950 |
油彩・キャンバス |
飛行機を眺める男 |
1950 |
油彩・キャンバス |
インデイオ民俗讃 |
1952 |
ビニール,セロテックス |
果物売りの女たち |
1952 |
油彩・キャンバス |
宇宙の恐怖 |
1954 |
油彩・キャンバス |
天文学者 |
1954 |
油彩・キャンバス |
逃避 |
1956 |
油彩・キャンバス |
オルガ、動的な肖像 |
1960 |
油彩・キャンバス |
作品名 |
制作年 |
材質・形状 |
カップル |
1960 |
油彩・キャンバス |
牡牛座 |
1962 |
油彩・キャンバス |
赤いソンブレロの男 |
1963 |
油彩・キャンバス |
オルガの肖像 |
1964 |
油彩・キャンバス |
自画像 |
1946-67 |
油彩・キャンバス |
夜 |
1967 |
油彩・キャンバス |
すいか |
1968 |
油彩・キャンバス |
歓喜に輝く男 |
1968 |
油彩・キャンバス |
ショー・ウインドー |
1968 |
油彩・カンバス |
三人の人物 |
1970 |
油彩・キャンバス |
宇宙飛行士たち |
1971 |
油彩・キャンバス |
対話 |
1971 |
油彩・キャンバス |
白いヒッピー |
1972 |
油彩・キャンバス |
指導者 |
1973 |
油彩・キャンバス |
女の影蔵 |
1973 |
油彩・キャンバス |
乾いた風景 |
1973 |
油彩・キャンバス |
対話 |
1974 |
油彩・キャンバス |
作品名 |
制作年 |
材質・形状 |
ヌード |
1975 |
油彩・キャンバス |
白い女 |
1976 |
油彩・キャンバス |
ようこそ |
1977 |
油彩・キャンバス |
扉の前の女 |
1977 |
油彩・キャンバス |
隠遁生活 |
1977 |
油彩・キャンバス |
大銀河 |
1978 |
油彩・キャンバス |
鳥襲われる男 |
1960 |
混合接法, キャンバス |
ふたりの女 |
1981 |
油彩・キャンバス |
灰色のふたり |
1981 |
油彩・キャンバス |
幽霊 |
1982 |
油彩・キャンバス |
ピアニスト |
1984 |
油彩・キャンバス |
今日 |
1983 |
油彩・キャンバス |
オルガ・タマヨ夫人蔵 のぞき |
|
油彩・キャンバス |
手をあげろ |
1989 |
|
ロックンローラー |
1989 |
油彩・キャンバス |
ヌードのピカソ |
1989年 |
油彩・キャンバス |
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