展覧会近代日本の洋画と工芸 ―明治・大正期―
近代日本の洋画と工芸 ―明治・大正期―
日本の美術史にとって、明治・大正期は近代美術の黎明期であるが、この時代は、一方に西洋近代文化の大きな流れの余波をうけつつ、他方、それと日本古来の伝統に対する強い愛執を対決させながら進んでいった、混沌とした準備期であった。しかもこの期の日本の洋画についての歴史的整理や解釈はまだ十分に尽くされているとはいい難いが、工芸については一層未整理の段階にある。
本展はこのような時期の洋画と工芸について、概観的な歴史的展望を試みたものであって、階上には、陶芸、金工、漆工、染織、木竹工各分野の工芸を展示し、階下には東京本館の収蔵品を中心とする洋画を陳列した。
- 会期
- 2月1日―3月1日(26日間)
- 入場者数
- 総数4,546人(1日平均174人)
- 出品作品数
- 洋画48点 陶芸30点 金工24点 漆工13点 染織9点 木竹工2点 七宝・硝子6点 牙彫1点 計133点
- パネル
- 趣旨1 年表1 洋画の系譜1
- カタログ
- 近代日本の洋画と工芸―明治・大正期― 25.8×18.2 本文4P 図版なし
- 新聞雑誌関係記事
-
京都 1.30, 2.6
朝日 2.8
このページの先頭へ