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開館状況  ─  

展覧会現代日本陶芸の展望 現代絵画の動向

現代日本陶芸の展望  現代絵画の動向

 かねてから開設にともなう諸般の準備をすすめてきた京都分館は,建築内部の改装工事も終わり、いよいよここに開館最初の展覧会を開くはこびとなった。これには当分館が近代工芸を中心に運営するという設立の趣旨にもとづいて、まずわが国陶芸の現状を概観することとした。その方法として、特定の流派や傾向にかたよらず、各方面から代表的陶芸作家を選び、現代における陶芸界の全貌がとらえられるように試みた。出品作品は戦後の制作によるものが比較的多いが、作家によっては戦前のものもとりあげた。なおこれとは別に、縄文から江戸に至るわが国陶芸史上のすぐれた作品約30点と、海外作家の作品10点を参考品として陳列した。展示は階上の工芸陳列ケースをもちいた。
階下には、国立近代美術館所蔵の現代画家の作品を主にし、これに京都周辺に在住する若い作家の作品を加えて展示した。傾向としては、いわゆる具象的な作風のものから純然たる抽象作品まで多岐にわたっているが、ここでは具象と抽象とを対立としてとらえず、一種の連鎖的な展開として示そうとした。また数の上からは油絵が多数を占めるが、洋画、日本画、墨象といった区別にとらわれないで展示し、すべてを現代の「絵画」としてみてもらえるように心がけた。

会期
4月27日―5月26日(25日間)
入場者数
総数5,212人(1日平均209人)
出品作品数
現代日本陶芸の展望 124点
現代絵画の動向 60点
パネル
趣旨 和文1 英文1 年表1 作品解説 多数
カタログ
現代日本陶芸の展望 26×18.5 本文12p. 単色14p.
現代絵画の動向 26×18.5 本文および単色3p.
新聞雑誌関係記事
朝日 3.27, 4.27, 5.4(小野竹喬)
毎日 4.24, 4.27, 4.1(夕)
産経 3.26, 4.28
読売 4.27, 4.28, 5.22(夕)
京都 3.29, 4.22, 4.24(今泉篤男), 4.25, 4.28
日経 4.28

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