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セカイノコトワリ―私たちの時代の美術
2025.12.20 sat. - 03.08 sun.
本展では、世界のグローバル化が進み、日本人作家の海外での発表の機会が増えた1990年代から現在までの美術表現を中心に、20名の国内作家による作品を紹介します。世界と人間との関係をめぐるアーティストたちの考察や実践を、「日常」「アイデンティティ」「身体」「歴史」「グローバル化社会」といったキーワードを手がかりに読み解き、展覧会での鑑賞者の作品体験が、あたかも航海上の潮流やうねり、未知の島との遭遇などを記録した「海図」のような物語として描き出されることを試みます。
本展のタイトル「セカイノコトワリ」には、外来語や新しい概念をカタカナで表記するように、未知のものに対して安易な解釈や意味づけを保留しつつ自らの思考を更新していく態度という意味が込められています。「私たちの現在地はどこ?/Where Do We Stand?」という問いに対する答えは無数にあり、海に浮かぶ小舟のように常に揺れ動いているとも言えます。それでも、他者と共有可能な拠りどころを探しながら生きていくために、本展が鑑賞者それぞれのセカイノコトワリを見つける機会となれば幸いです。
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モダン都市生活と竹久夢二―川西英コレクション
2026.03.28 sat. - 06.21 sun.2024年に生誕 140 年と没後 90 年を迎えた竹久夢二。今や近代日本美術史上の巨匠としての評価はゆるぎないものとなり、各地で回顧展が開催されています。しかし大正・昭和期の少年少女や美術愛好家たち、青年芸術家たちにとっては、巨匠というよりももっと身近な、イラストレーターであり、デザイナーだったことでしょう。生前に発売された絵葉書や封筒、千代紙、風呂敷など多彩なグッズの数々がそのことを物語っています。創作版画家の川西英も夢二の絵と詩に魅了された一人で、彼が収集した膨大な版画コレクションの3分の1以上が夢二の版画・書籍・グッズなどで占められています。この展覧会では、大正期のモダンな大衆文化時代のスターとして幅広い人々に親しまれた夢二の作品とともに、夢二に憧れた川西英や恩地孝四郎をはじめとする昭和期の画家・版画家たちが描き出した都市生活やモダンな景観、前衛と遊びの世界をご覧いただきます 。
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フォンタネージ―イタリアの光・心の風景
2026.07.18 sat. - 10.04 sun.明治初期に工部美術学校で教鞭を執り、浅井忠、小山正太郎、松岡寿らを教育したイタリア人画家アントニオ・フォンタネージ(1818-1882)。一方、ヨーロッパ絵画史の視点からフォンタネージを観察すると、バルビゾン派やターナー等からの影響を受けつつも、詩情豊かな独自の風景画を生み出した画家としての姿が浮かび上がります。
本展ではトリノ市立近現代美術館(GAM)・トリノ博物館財団の協力のもと、画業の初期から晩年までのフォンタネージの作品群を概観し、その独創性に迫ります。また日本の門下生や、次世代のイタリア作家の作品によって彼の影響と遺産にも光を当て、「お雇い外国人」に留まらないフォンタネージの全貌を明らかにします。
*アントニオ・フォンタネージ《四月》1873年 トリノ市立近現代美術館蔵 画像提供:トリノ博物館財団
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