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教育普及京都教育大学大学院企画 「書く」ことと「描く」ことの間 関連企画 ノートルダム学院小学校4年生 ギャラリー・トーク 開催報告

学習支援活動

京都教育大学大学院企画 「書く」ことと「描く」ことの間 関連企画
  ノートルダム学院小学校4年生 ギャラリー・トーク 開催報告

日時:
2008年9月2日(火)  9:30~11:45

会場:
京都国立近代美術館 コレクション・ギャラリー

参加人数:
小学生162名、引率14名

主催:
ノートルダム学院小学校、京都教育大学・大学院


京都教育大学美術教育学専修の大学院生が中心となって、企画・展示した小企画「書く」ことと「描く」ことの間(あいだ)——京近美コレクションと子どもたちの出会い——展で、本展の企画にも関わった、ノートルダム学院小学校の図工科担当教諭と京都教育大学大学院生が、ギャラリー・トークを実施した。この小企画展を活用したギャラリー・トークは、会期中3回目となるが、いずれもその趣旨は、作品の解説ではなく、子どもと話しながら作品を鑑賞することにある。
小学生は10名ずつのグループに分かれ、展示作品のなかから選ばれた元永定正、モンドリアン、菅野聖子、磯辺行久、白髪一雄らの作品を順番に巡り、トーカーの先生と作品について会話しながら、一点一点の作品にじっくりと向き合い、鑑賞を深めた。
初めて美術館を訪れた生徒が大半を占めていたが、トーカーの柔軟な問いかけによって、作品をさまざまな角度から観察し、さらに作者の作品制作過程などを知ることで、作品に対する興味や関心が高まったように思われる。
また、この小企画展自体が、日本の近現代美術史を基盤としながらも、各々の作家の個性が非常に際立つ作品で構成されており、ギャラリー・トークによって、この展示の特徴がさらに明確になり、鑑賞に生かされていたように見受けられた。
子どもたちと当館コレクションとの出会いという趣旨は、ギャラリー・トークによって一層実現され、美術教育を専門とする教諭や大学院生にとっては、日頃の研究を実践する機会になったことと思う。


(学習支援係・豊田直香)




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