キュレトリアル・スタディズ
【会期延長しました】キュレトリアル・スタディズ13:
チェコ・ブックデザインの実験場 1920s–1930s
大阪中之島美術館のコレクションより
2020.03.04 wed. - 07.12 sun.
デザインは、ましてやブックデザインは果たして芸術か?なんども繰り返されたであろう、この問いもチェコにおいては答えるのはとても簡単です。なぜなら、つい最近にいたるまでいわゆる「デザイン」という言葉そのものが無かったのですから。
チェコにおけるデザインは、工芸や建築といった分野と同じように、応用芸術として捉えられていました。その契機ともなったのが、1920年に設立されたアーティストの集団「デヴェットシル」(Devětsil、1920-1931)の存在です。カレル・タイゲをはじめとして、建築家や写真家にいたるまで多くの芸術家が参加し、多様な芸術分野への視座をもって活動をしていました。なかでも、チェコのアヴァンギャルド芸術家たちに支持されたポエティスム(Poetism)は、「生活の芸術」をかかげたことでもよく知られており、芸術と生活との接点を生み出しました。こうした1920年代から30年代におけるチェコのデザイナーは、フランスやドイツの芸術家との交流を通して、その影響も受けながら特にブックデザインという分野を通して、チェコの生活文化まで浸透していくのです。
本展は、同時に開催される「チェコ・デザイン 100年の旅」にあわせ、大阪中之島美術館に所蔵される1920年代から30年代にかけてのチェコの書籍、121冊をもとに、おもに6人の作家を主軸にしてチェコのブックデザインを紹介するものです。もし、あなたの手元にこんな本たちがあったなら?そんな生活への想像を巡らしながらチェコのブックデザインの世界に浸ってください。
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J.クレイツァー編 生活Ⅱ・新しい美 1922年
装丁:B.フォエルシュタイン、J.クレイツァル、J.シーマ・K.タイゲ
タイポグラフィー:K.タイゲ
大阪中之島美術館 -
F. ネハヴァータル パレットの上の熱情 1935年
装丁:Z. ロスマン
大阪中之島美術館 -
K. チャベック 人造人間 1946年
装丁:O. ムルクヴィチカ
大阪中之島美術館 -
L. クリーマ ネメシス 1932年
装丁:J. シュティルスキー
大阪中之島美術館 -
G. B. ショー 小品集2 1933年
訳:A. プフランツェル・K. ムシュク、装丁・タイポグラフィー:L. ストナル、挿絵:Z. クラトフヴィール
大阪中之島美術館
会期
2020年3月4日(水)~5月10日(日)
2020年3月4日(水)~7月12日(日)
*3月4日(水)~5月25日(月)臨時休館
開館時間
午前9時30分~午後5時
ただし金曜日、土曜日は午後8時まで開館
7月中の金、土曜日午後9時まで開館
*夜間開館は休止しております
*入館は各閉館時間の30分前まで
*新型コロナウィルス感染拡大防止のため、開館時間は変更となる場合があります。来館前に最新情報をご確認ください。
休館日
毎週月曜日
会場
4F コレクション・ギャラリー内
観覧料
一般 :430円(220円)
大学生:130円(70円)
高校生、18歳未満、65歳以上:無料(入館の際に証明できるものをご提示下さい)
※( )内は20名以上の団体
※ 本料金でコレクション展もご覧いただけます
※国立美術館キャンパスメンバーズは、学生証または職員証の提示により、無料でご観覧いただけます。
主催
京都国立近代美術館
特別協力
大阪中之島美術館
研究協力
ヘレナ・チャプコヴァ(立命館大学准教授)