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美術館について About MoMAK

運営方針

 近代美術館に課せられた役割は、近代から現代につながる美術の歴史を整理・検討し、それを通して美術ひいては社会の将来の発展のために、さまざまな活動を計画・実行すること、さらにはそのような活動のプラットフォームを提供することにあります。その活動の分野は、絵画や彫刻のみならず、版画、各種工芸、デザイン、建築、写真から映像にいたるまで幅広く、互いに有機的に連携しています。そしてその活動の範囲は、特定の地域や国内にとどまるものではなく、広く世界に開かれていなければなりません。

 このような理念を基礎とした、当館の運営方針は次のとおりです。すなわち、美術館発足時より京都市からの要望に応えつつ、工芸分野に重点を置いてきた伝統を継承すること。日本の近代美術史について、全体の流れを踏まえつつも、京都さらには関西における芸術活動に注目し、新たな視座の発見・紹介に努めること。近代を中心として、さまざまな芸術ジャンルを横断的に研究し、その成果を公開することを通して、現代におけるより豊かな芸術のあり方に寄与すること。国内外の美術とその相互交流に着目し、芸術に関する広い国際的視野を提供すること。以上の方針に基づき、企画展ならびにコレクション展などの展覧会活動、美術作品・資料および図書資料などの収集活動、さらには講演会やワークショップなどさまざまな学習支援・普及活動を行っています。加えて、学術的・美術的価値を有する作品・資料の積極的な寄贈受入や作品・資料の定期的な修復を通じて、収蔵作品・資料のさらなる整備や公開・活用に努めています。