さわる模型

 京都国立近代美術館の建築自体も楽しんでもらいたいという思いから、さわる模型を製作しました。 現在の建築は、1986年に建築家・槇文彦氏の設計により竣工したものです。外壁にはグリッド上の花崗岩が張られており、また内側には大きな大階段があるのが特徴です。そうした建築の特徴を余すところなく伝えるために、外壁を透明のカバーとしてつくり、建物のなかの様子を透けて見ることができる作りにしました。
さらに、模型をさわることが出来るようにするためには、なんといっても壊れない丈夫さが必要です。そこで、内側にはABSという電化製品の本体等にも使われる素材を使い、外側はアクリルとしました。
建築は、おおきく中に入ることができる作品でもあります。そうした建物の大きさや形の特徴を、形として知ってもらいたいという思いから作りました。ぜひ、だいたんに触ってみてください。
(展示中の本模型を触ってみたい方は、スタッフまで遠慮なくお声掛けください。)

製作協力:ZOUZUO MODEL 諏佐遙也

さわる模型

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さわる模型