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フランス無声映画上映会(ピアノ共演) 『鉄路の白薔薇』(La Roue

お知らせ

京都国立近代美術館+東京国立近代美術館フィルムセンター
  共催フィルム・プロジェクト キックオフ記念イベント

  フランス無声映画上映会(ピアノ共演) 『鉄路の白薔薇』(La Roue


2007年12月15(土)午後5時30分〜午後8時30分(午後5時開場)
京都国立近代美術館1階ロビー  料金500円(税込)、先着200席
前売券、当日券を発売いたします。

フランス無声映画上映会(ピアノ共演)『鉄路の白薔薇』(La Roue) 開催要項

フランス無声映画上映会(ピアノ共演)『鉄路の白薔薇』(La Roue)
チラシ  PDF形式(394KB)
このたび京都国立近代美術館は、東京国立近代美術館フィルムセンターの全面的な協力のもとに、当館の長年の希望の一つであった映画の継続的上映を、両館の共催事業として立ち上げることとなりました。今後はフィルムセンターが所蔵する膨大なコレクションを中心に、美術館と映画という視点で様々なプログラムに挑戦していくつもりです。記念すべき最初の映画として、サイレント時代のフランス映画の名作『鉄路の白薔薇』が選ばれました。
     独立行政法人国立美術館が発足した2001年から、私たちは法人内の各館が蓄積してきた所蔵作品や研究成果を、より緊密でより創造的に運用・公開する道を模索してきました。今回のフィルムセンターとの共同プロジェクトはその端緒の一つであり、これを契機として、既成の枠組みを横断する様々な企画が実現されていくことを希望しています。今回の試みがより大きく成長していくために、幅広いみなさまのご理解とご支援を切に願っています。

(京都国立近代美術館)

老機関士の愛と苦悩を描いた壮大な叙事詩『鉄路の白薔薇』は、『戦争と平和』(1919)、『ナポレオン』(1927)などで知られるフランス映画の巨匠、アベル・ガンスの代表作です。列車事故で孤児となった少女を引き取り、やがて美しく成長した娘に恋心を抱くようになった老機関士の悲劇を、「フォトジェニック」な視覚表現と、実験的な映画技法で描きあげた無声映画芸術の金字塔であり、日本の黒澤明監督を含め世界映画史に最も大きな影響を与えた一本とされています。京都国立近代美術館との共同プロジェクトのはじまりに最適の作品としてこの映画を選びました。

(東京国立近代美術館フィルムセンター)

今回、『鉄路の白薔薇』を伴奏するにあたって、簡単なテーマやコード進行を設定し、即興的に音楽を展開するという手法を採りました。あくまで主役は映画であるとの観点から、音楽はできるだけシンプルで抽象度の高いものになるよう心掛けています。

(長谷川慶岳・ピアノ奏者)

日時
2007年12月15(土)午後5時30分〜午後8時30分(午後5時開場)
     第1部  「黒の交響曲」17:30〜19:10
               休 憩
     第2部  「白の交響曲」19:30〜20:30
※なお、企画展「新収作品展——寄贈されたM&Yコレクション  池田満寿夫の版画」の  入場時間は午前9時30分〜午後4時30分です。(12月24日まで開催)

会場
京都国立近代美術館1階ロビー

料金・定員
500円(税込)、先着200席
(前売券、当日券を発売いたします。)

前売券
チケットぴあ・ファミリーマート(Pコード:553-384)
ローソンチケット(Lコード:55608)

主催
京都国立近代美術館、東京国立近代美術館フィルムセンター

『鉄路の白薔薇』(La Roue) 1923年

製作 シャルル・パテ、フィルム・アベル・ガンス
監督 アベル・ガンス
脚本 アベル・ガンス
撮影 L.-H. ビュレル、マルク・ビュジャール、アルベール・デュヴェルジェ、
ガストン・ブリュン
助手 ブレーズ・サンドラルス、ウィリアム・ドゥ・ラ・フォンテーヌ
出演 シジフセヴラン=マルス
エリガブリエル・ドゥ・グラヴォヌ
ノルマアイヴィ・クローズ
ジャック・ドゥ・エルサンピエール・マニエ
マシュフェールジョルジュ・テロフ

160分・20fps・35mm・無声・白黒

ピアノ奏者 長谷川慶岳(はせがわ・よしたか)

東京芸術大学音楽学部作曲科を経て、同大学院修士課程作曲専攻を修了。
その後フランスに留学、パリ・エコール・ノルマル音楽院作曲科ディプロム・スュペリウールを首席で取得。
現在、大阪音楽大学短期大学部専任講師。


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