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NFAJ 所蔵作品選集 MoMAK Films 2018 こども映画館@MoMAK 2018年8月10日(金)・11日(土)

 この夏休みは美術館で昔の映画を観てみよう! 大迫力のアクションを活弁や音楽とともに楽しんだり、アニメの映画のしくみを学んだり、いつもとは違うかたちで映画に親しむ上映会です。

料金 1プログラム 520円(当日券のみ)
※中学生以下無料
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料(要証明)。
※当日に限り、本券でコレクション展もご覧いただけます。
定員 先着100席
入場券は1階インフォメーションにて販売します。1回目の上映開始1時間前より当日分のすべての作品の整理番号つき入場券を販売、開場します。各回入替制です。
会場 京都国立近代美術館 1階講堂

8.10 fri. 16:00-17:30

『キートンの大列車追跡』 1926年 キートンの大列車追跡
『キートンの大列車追跡』 1926年 (アメリカ) 79分・35mm・白黒

 南北戦争まっさいちゅうのアメリカ。機関車「ジェネラル号」の機関士ジョニーは恋人アナベルにかっこいいところを見せようと軍隊に志願するも、あえなく不採用。アナベルにもきらわれてしまう。そんなある日、彼女を乗せた「ジェネラル号」が敵に奪われてしまった。機関車と恋人を取り戻すため、ジョニーのすさまじい追跡劇がはじまる!

*本作品は弁士・演奏付で上映します

監督バスター・キートン

弁士|片岡一郎 1977年東京都出身。日本大学芸術学部演劇学科卒業後、活動写真弁士の第一人者・澤登翠に入門。澤登門下総領弟子。日本映画、洋画、中国映画、アニメ、記録映画の弁士として活躍し、これまでに手掛けた無声映画は約350本に及ぶ。バイオリン演歌を福岡詩二、紙芝居を秋山呆栄より指導をうける。海外16か国でも公演し、執筆や舞台演出、声優業もこなす。

ピアノ演奏|上屋安由美 愛知県名古屋市出身。桐朋学園大学作曲科卒業、同大学研究科修了。クラシックギターデュオ「いちむじん」や、クロマティックハーモニカ奏者山下伶などの編曲を担当。2012年より無声映画の楽士としても活動。2015年ポルデノーネ無声映画祭、2016年北京国際映画祭、東京国際映画祭、2017年タイ無声映画祭などに出演。桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室ソルフェージュ講師。作曲を三瀬和朗、大家百子、ピアノを故・松岡晴子、三輪郁の各氏に師事。

活弁とは? 無声映画の時代に日本の映画館で行われていた、弁士による映画説明のことです。当時はそれぞれの劇場が弁士を雇い、その評判によって劇場の人気が左右されるほど大切な役割を担っていました。

8.11 sat. 16:00-17:30

『長靴をはいた猫』 1969年 長靴をはいた猫
『長靴をはいた猫』 1969年 (東映動画) 80分・35mm・カラー

 ネズミを助けたことで死刑を宣告された猫のペロは、縛り首の縄を切って逃げ出します。逃走中に助けたピエールを、お婿さんを探している国王の娘・ローザ姫の婿にと売りこみますが、魔王ルシファがローザ姫を奪って城に監禁してしまいます。ローザ姫を救出すべく、高い城、そびえる塔、吊り橋などを舞台に激しい戦いが繰り広げられ…。シャルル・ペローの童話をもとに、井上ひさしと山元護久が脚本を書き、ギャグ監修に中原弓彦こと小林信彦を迎えた豪華なメンバーで製作されました。愉快なギャグとアクションが盛りだくさんの長篇アニメーションで、東映動画を代表する作品です。朝日に溶けていく魔王や、その光の中を落下していくローザ姫とピエールを救う鳩の群など、救出場面はアニメーションならではの表現に満ちています。

解説:碓井千鶴(国立映画アーカイブ特定研究員)

演出矢吹公郎
原作シャルル・ペロー
脚色井上ひさし、山元護久
作画監督森康二
音楽宇野誠一郎
美術浦田又治、土田勇
出演石川進(ペロー)、藤田淑子(ピエール)、榊原ルミ(ローザ姫)、水森亜土(殺し屋)、水垣洋子(ネズミのチビ)
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