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MoMAK Films

NFC所蔵作品選集 MoMAK Films
 キューバ映画特集
 7月15日(金)・16日(土)

 キューバは1959年の革命以降、国立の映画芸術産業庁(ICAIC[イカイック])を拠点に次々と先鋭的な映画を送り出してきた「小さな映画大国」。今回は展覧会「キューバの映画ポスター」の開催に合わせて、1960-70年代の重要作から4作品をピックアップ。

会場情報と料金については、こちら
7月15日(金)18:00-20:40
『ルシア LUCÍA』 1968年(ICAIC)
(160分・35mm・白黒)
ルシア
 スペイン植民地だった1895年、アメリカ支配が強まる1932年、そして革命の1960年代という三つの時代を生きた三人の”ルシア”を通して、キューバ女性の愛と自立を謳ったオムニバス巨篇。26歳のソラスによる時に荒々しく時にロマンティックな演出が鮮烈。(★ポスター展示作品)
監督・脚本 ウンベルト・ソラス
脚本 フリオ・ガルシア・エスピノーサ、ネルソン・ロドリゲス
撮影 ホルヘ・エレーラ
美術 ペドロ・ガルシア・エスピノーサ
音楽 レオ・ブローウェル
出演 ラケル・レブエルタ、エスリンダ・ヌニェス、アデーラ・レグラ、エドゥアルド・モウレ、ラモン・ブリト、アドルフォ・ジャウラード
7月16日(土)14:00-15:37
『はじめて映画を見た日 POR PRIMERA VEZ』 1967年(ICAIC)
(10分・35mm・白黒)
 東部山岳地方を訪れた巡回映写班を追った記録で、チャップリンに見入る人々の表情が印象的。テレビ出身で、プラハで学んだコルタサルの帰国第1回作品。
監督・脚本 オクタビオ・コルタサル
撮影 ホセ・ロペス
音楽 ラウル・ゴメス

『レボルシオン 革命の物語 HISTORIAS DE LA REVOLUCIÓN』
    1960年(ICAIC) (87分・35mm・白黒)

 革命軍の戦闘を「負傷者」「反乱者たち」「サンタ・クララの戦い」の三挿話にまとめた硬質のセミ・ドキュメントで、新政権誕生後初の長篇。ローマの映画実験センターでネオレアリズモ映画に学んだアレアたちは『戦火のかなた』の名撮影監督マルテッリを招いた(第1・2話)。

監督・脚本 トマス・グティエレス・アレア
脚本 ホセ・エルナンデス、ウンベルト・アレナル
撮影 オテロ・マルテッリ、セルヒオ・ベハル
音楽 カルロス・ファリーニャス、レオ・ブローウェルほか
出演 エドゥアルド・モウレ、リリアン・ジェレーナ、フランシスコ・ラゴ、ミリアム・ゴメス、カリスト・マレーロ、ブラス・モラ
7月16日(土)15:50-17:42
『天国の晩餐 LOS SOBREVIVIENTES』 1978年(ICAIC)
 (112分・35mm・カラー)
 革命などつぶれると信じてキューバに留まった歴史あるオロスコ一族。闇物資を手にし、アメリカの侵攻事件にも喜ぶ当主だが、革命政権は倒れない。一家の生活は苦しくなり、召使やお抱えの農民も逃げてゆく。世の中から隔絶した豪邸を舞台に、ブニュエル作品を思わせるブラックな感覚に満ちた作品。
監督・脚本 トマス・グティエレス・アレア
脚本 アントニオ・ベニテス・ロホ、コンスタンテ・ディエゴ、マリア・エウヘニア・アヤ
撮影 マリオ・ガルシア・ホヤほか
美術 ホセ・M・ビラ
音楽 レオ・ブローウェル
出演 エンリケ・サンティエステバン、アナ・ビーニャ、レイナルド・ミラバジェス、ファニータ・カルデビージャ、へルマン・ピネリ
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