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これまでの上映作品Past MoMAK Films

MoMAK Films

NFC所蔵作品選集 MoMAK Films
 外国無声映画コレクション特集
 4月25日(土)・26日(日)

『巨人征服』を除く無声映画作品はすべてピアノ伴奏付き
出演=柳下美恵(ピアノ即興伴奏)

会場情報と料金については、こちら

4月25日(土)14:00-15:34

はじめは初期フランスの喜劇俳優マックス・ランデーの作品6本を含む喜劇映画の特集。次にトリック撮影を駆使した幻想映画の短篇集で、ジョルジュ・メリエスの最晩年の作品も注目。特に『パテ魔法映画集』と『花の奇蹟』はフィルムのコマに手彩色(パテカラー)を施した美しい色彩が楽しめる。
*上映開始前に企画担当者による解説を行います。

『プランスとミスタンゲット Les timidités de Rigadin』
1910年(フランス/スカグル)(8分・18fps・35mm・染色・英語版)
プランスとミスタンゲット
監督ジョルジュ・モンカ
出演シャルル・プランス、ミスタンゲット
『マックスとピアノ Max maîtresse de piano』
1910年(フランス/パテ・フレール)
(15分・18fps・35mm・染色・英語版[日本語字幕付])
マックスとピアノ
監督リュシアン・ノンゲ
出演マックス・ランデー
『マックスの近視眼 Le duel d’un monsieur myope』
1910年(フランス/パテ・フレール)
(6分・18fps・35mm・染色・英語版[日本語字幕付])
監督ルイ・ガスニエ
出演マックス・ランデー
『マックスと犬 Max et son chien Dick』
1912年(フランス/パテ・フレール)
(9分・18fps・35mm・染色・英語版[日本語字幕付])
マックスと犬
監督・脚本マックス・ランデー
出演マックス・ランデー、ジェーン・ルヌアール、アンリ・ボスク、犬のディック
『マックスの快癒 Max en convalescence』
1911年(フランス/パテ・フレール)
(10分・18fps・35mm・染色・英語版[日本語字幕付])
監督マックス・ランデー
出演マックス・ランデー、マックス・ランデーの家族
『マックスの電話結婚(電話交換手) Un Mariage au téléphone』
1912年(フランス/パテ・フレール)
(4分・18fps・35mm・染色・英語版[日本語字幕付])
マックスの電話結婚(電話交換手)
監督マックス・ランデー
出演マックス・ランデー、スターシャ・ナピエルコフスカ
『マックスの舟遊び A Moter Boat Trip』
1912年(フランス/パテ・フレール)
(7分・18fps・35mm・染色・英語版[日本語字幕付])
監督・脚本マックス・ランデー
出演マックス・ランデー
『パテ魔法映画集』
1908年-1909年(フランス/パテ・フレール)
(14分・18fps・35mm・無声・彩色・フランス語・英語版)
監督セグンド・デ・チョーモン
『極地征服 A la conquête du Pôle』
1912年(フランス/スター・フィルム)
(8分・18fps・35mm・無声・染色・英語版)
極地征服
監督ジョルジュ・メリエス
出演ジョルジュ・メリエス、フェルナンド・アルバニー
『花の奇蹟 Miracle des fleurs』
1912年(フランス/パテ・フレール)
(13分・18fps・35mm・彩色・英語版)
花の奇蹟
監督ルネ・ルプランス
出演スターシャ・ナピエルコフスカ、ボルドーニ嬢

4月25日(土)16:00-17:25

 2014年のボローニャ復元映画祭においてプレミア上映された『さらば青春』をイタリアの喜劇映画『今度の下女』(英語インタータイトル)と共に上映。同作はトリノを舞台に、大学生と下宿の娘、妖艶な女優との恋のもつれを軽妙に綴った当時の人気作。プリントはフィルムセンター、チネテカ・ディ・ボローニャ、トリノ映画博物館が共同で製作したデジタル復元版。

『今度の下女 La nuova cameriera』
1912年(イタリア/アンブロージオ)
(7分・18fps ・35mm・染色・英語版)
今度の下女
監督ジョヴァンニ・ヴィトロッティ
『さらば青春 Addio giovinezza!』
1918年(イタリア/イタラ・フィルム)
(78分・18fps・35mm・無声・白黒・イタリア語[デジタル復元版][日本語字幕付])
さらば青春
監督・脚本アウグスト・ジェニーナ
原作サンドロ・カマジオ、ニーノ・オクシリア
撮影ジョヴァンニ・トマーティス
出演マリア・ヤコビーニ、リド・マネッティ、エレーナ・マコウスカ、ルッシェロ・カーポダリオ

4月26日(日)14:00-15:03

 『除夜の悲劇』は限定された場所と時間のなかで、字幕に頼らず、登場人物のしぐさや表情の変化を丹念に捉えることで映像表現の可能性を追求したドイツの「室内劇映画(カンマーシュピール)」の代表作。カフェを経営する男が、妻と実母の確執に苦悩し、悲劇的な末路をたどる。グリム童話にも登場するドイツの民話『ラプンツェル』(ドイツ語インタータイトル)と共に上映。

『ラプンツェル Rapunzel』
1908年(ドイツ/ハインリヒ・エルネマン)
(3分・18fps・35mm・染色・ドイツ語)
ラプンツェル
出演アーミン・シュヴァイツァ
『除夜の悲劇 Sylvester – Tragödie einer Nacht』
1923年(ドイツ/レックス・フィルム)
(60分・20fps・35mm・無声・染色・英語版)
除夜の悲劇
監督ルプ・ピック
脚本カール・マイヤー
撮影カール・ハッセルマン、グイド・ゼーバー
美術ロベルト・A・ディートリッヒ、クラウス・リヒター
出演オイゲン・クレッパー、エディット・ポスカ、フリーダ・リヒャルト、ルドルフ・ブリューマー

4月26日(日)15:30-17:22

 『ジゴマ』は、明治末から大正期に日本で大ブームを起こしたフランスの犯罪映画で、凶悪なピストル強盗ジゴマの変幻自在の活躍が描かれる。『巨人征服』はハロルド・ロイド主演のサイレント映画に、日本の弁士の語りとBGMを付した日本独自のバージョン。病気療養のために南国を訪れたハロルドがさまざまな危難に遭遇する喜劇映画。

『ジゴマ[鳥羽版] Zigomar』
1911年(フランス/エクレール社)
(53分・18fps・35mm・無声・染色)
ジゴマ
監督・脚本ヴィクトラン・ジャッセ
原作レオン・サジー
撮影ラヴェ
出演アレクサンドル・アルキリエール、アンドレ・リアベル、シャルル・クロース、ジョゼット・アンドリオ
『巨人征服[鳥羽版/解説版]  Why Worry?』
1923年(アメリカ/ハル・E・ローチ・スタジオ)
(29分・24fps・35mm・無声・白黒)
監督フレッド・ニューメイヤー、サム・テイラー
脚本サム・テイラー、H.M.ウォーカー
出演ハロルド・ロイド、ジョビーナ・ラルストン、ジョン・アーセン、ジム・メイソン
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