MoMAK Films

NFC所蔵作品選集 MoMAK Films:
 美術が読み解く映画たち
 2013年10月26日(土)・27日(日)

 「映画をめぐる美術」展の関連企画として、ブロータースおよび出演アーティストたちが作品の中で言及している映画を取り上げる。1日目は無声映画期において、突出した表現の密度を示したドライヤーの名作と、喜劇王チャップリン、キートンによる自己言及的なスラップスティップ・コメディ、2日目は比類ない作家性をもち、後進の映画作家を刺激し続けるヒッチコックとアントニオーニの代表作を上映する。

会場情報と料金については、こちら
10月26日(土)14:00-15:31『裁かるゝジャンヌ』1928年(フランス)
(91分・35mm・白黒)
 古文書の記録をもとにジャンヌ・ダルク裁判の忠実な再現を試みる一方、実際には数ヶ月に及んだ裁判を1日の時間に凝縮し、ほぼ全篇をクロース・アップとインタータイトルだけで構成。因習的な映画話法から解き放たれたカール・ドライヤー最後の無声映画。
監督・脚本カール・Th.ドライヤー
撮影ルドルフ・マテ
美術ヘルマン・ヴァルム、ジャン=ヴィクトル・ユーゴー
出演ルネ・ファルコネッティ、ウジェーヌ・シルバン、モーリス・シュッツ、ルイ・ラヴェ、アンドレ・ベルシー、アントナン・アルトー、ジルベール・ダルー、ジャン・ディドゥ
10月26日(土)15:50-17:14『チャップリンの替え玉』1916年(アメリカ)
(20分・35mm・白黒)
 チャップリンのミューチュアル社移籍第1作。チャーリーそっくりのデパートの売場監督が店長とともに売り上げを持ち逃げしようとして、チャーリーを替玉に仕立てるが、失敗に終わる。エレベーター、エスカレーターの上下運動を生かしたドタバタアクションが秀逸。
監督・脚本チャールズ・チャップリン
撮影ウィリアム・C.フォスター、ローランド・トザロー
美術E.T.メイジー
出演チャールズ・チャップリン、エドナ・パービアンス、エリック・キャンベル、ロイド・ベイコン、アルバート・オースティン、レオ・ホワイト、シャーロット・ミノー、ジェイムズ・T.ケリー、トム・ネルソン、ヘンリー・バーグマン、ブド・ジャミスン
10月26日(土)15:50-17:14『チャップリンの楽屋騒動』1916年(アメリカ)
(20分・35mm・白黒)
 ミューチュアル時代の第7作。映画の道具方助手を務めるチャーリーは、居眠りばかりの親方に代わって撮影所内を走り回る。撮影現場の各所で騒動を引き起こすが、最後は撮影所に忍び込んだ女優志望の少女と恋仲におさまる。「バックステージもの」の一篇。
監督・脚本チャールズ・チャップリン
撮影ローランド・トザロー
美術E.T.メイジー
出演チャールズ・チャップリン、エドナ・パービアンス、エリック・キャンベル、ヘンリー・バーグマン、ロイド・ベイコン、アルバート・オースティン、ジョン・ランド、レオ・ホワイト、フランク・J.コールマン、シャーロット・ミノー、ジェイムズ・T.ケリー、リオタ・ブライアン
10月26日(土)15:50-17:14『キートンの探偵学入門』1924年(アメリカ)
(44分・16mm・白黒)
 無声映画期のアメリカ喜劇を代表する作品の一つ。恋人を失いそうになって、気がふさぎ、仕事中に居眠りをしてしまった探偵志望の映写技師。彼は自らが探偵となって大活躍し、悪漢にさらわれた恋人を助け出す映画の夢を見る。キートンの超人的なアクションの連続に注目。
監督バスター・キートン
脚本クロイド・ブルックマン、ジーン・C.ハヴェズ、ジョゼフ・A.ミッチェル
撮影エルジン・レスリー、バイロン・フーク
音楽フレッド・ガボウリー
出演キャサリン・マクガイア、ジョー・キートン、ウォード・クレイン、アーウィン・コネリー、ジェーン・コネリー、フォード・ウェスト、ジョージ・デイヴィス、ホラス・モーガン
10月27日(日)14:00-16:09『レベッカ』1940年(アメリカ)
(129分・35mm・白黒)
 大恋愛の末に後妻として富豪の家に嫁いだ女が、その館に先妻レベッカの影を色濃く感じ、そして不気味な家政婦の存在に言い知れぬ恐怖を覚える。ヒッチコックがハリウッドに移って初めて撮った作品だが、英国上流階級の陰鬱な雰囲気をそこかしこに漂わせる。
監督アルフレッド・ヒッチコック
原作ダフネ・デュ・モーリア
脚本ロバート・E・シャーウッド
撮影ジョージ・バーンズ
美術ラウル・ウィーラー
音楽フランツ・ワックスマン
出演ローレンス・オリヴィエ、ジョーン・フォンテーン、ジョージ・サンダース、ジュディス・アンダーソン、レオ・G・キャロル、ナイジェル・ブルース、レジナルド・デニ
10月27日(日)16:20-18:21『夜』1960年(イタリア)
(121分・35mm・白黒)
 作家の夫ジュヴァアンニと何不自由なく暮らす妻リディア。妻はある夜、親密だった夫の親友の死と夫の浮気を立て続けに知ることとなる。音楽はジャズの鬼才ジョルジョ・ガスリーニが手がけている。1961年のベルリン国際映画祭金熊賞受賞作品。
監督ミケランジェロ・アントニオーニ
原作・脚本エンニオ・フライヤーノ、トニーノ・グエッラ
撮影ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ
美術ピエロ・ズッフィ
音楽ジョルジョ・ガスリーニ
出演ジャンヌ・モロー、マルチェロ・マストロヤンニ、モニカ・ヴィッティ、ベルンハルト・ヴィッキ、ジョルノ・ネグロ、ロージ・マッツァクラーティ
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