MoMAK Films

NFC所蔵作品選集 MoMAK Films:
 映画をめぐる映画
 2013年8月3日(土)・4日(日)

 同じく「映画をめぐる美術」展にちなみ、「映画をめぐる映画」を、映画産業斜陽期の作品群からピックアップ。1日目は、独立プロを起こした今村昌平と大島渚の2作品。ブルーフィルムの作り手の性と自主映画の運動精神を、それぞれ1960年代の時代状況の中で活写した。2日目は、70年代から、先人にオマージュを捧げながら映画人の情熱と奮闘を描いた2作品。『黒薔薇昇天』は、1日目と続けて見ると哀愁が更に増す。

会場情報と料金については、こちら
8月3日(土)14:00-16:08
   『「エロ事師たち」より 人類学入門』1966年(今村プロ=日活)
(128分・35mm・白黒)
 今村プロの第1回作品。野坂昭如の原作に、実在のモデルへの取材を重ねて映画化。ポルノ写真やブルーフィルムの製作販売、売春斡旋をする主人公を演じた小沢昭一は、初出演の本作で主演賞を総なめにした。
監督・脚本今村昌平
原作野坂昭如
脚本沼田幸二
撮影姫田真佐久
美術高田一郎
音楽黛敏郎
出演小沢昭一、坂本スミ子、中村鴈治郎、ミヤコ蝶々、田中春男、佐川啓子、近藤正臣、西村晃、菅井一郎、中野伸逸、北村和夫、殿山泰司、浜村純、菅井きん、木下サヨ子、園佳也子、福山象三、小倉徳七、西岡慶子、玉村駿太郎
8月3日(土)16:20-17:54
   『東京战争戦後秘話』1970年(創造者=日本アートシアターギルド)
(94分・35mm・白黒)
 大島が、原正孝(のち将人)や後藤和夫ら高校生の自主映画グループと組んで製作した「映画で遺書を残して死んだ男」をめぐる物語。安保戦争の新宿騒乱、東京战争や、風景映画、ヌーヴォーロマ的叙述など、当時の前衛性に満ちた大島の代表作。
監督大島渚
脚本原正孝、佐々木守
撮影成島東一郎
美術戸田重昌
編集浦岡敬一
音楽武満徹
出演後藤和夫、福岡杉夫、福田健一、磯貝浩、橋本和夫、堀越一哉、岩崎恵美子、大島ともよ
8月4日(日)14:00-15:13『黒薔薇昇天』1975年(日活)
(73分・35mm・カラ―) ※18歳未満の方は入場できません。
 映画斜陽期の70年代に映画を量産し続けた日活ロマンポルノから、鬼才・神代がブルーフィルムの世界で奮闘する映画人を描いた快作。大島渚や今村昌平を尊敬するブルーフィルムの監督を岸田森が怪演。
監督・脚本神代辰巳
製作三浦朗
原作藤本義一
撮影姫田真佐久
美術横尾嘉良
編集鈴木晄
出演岸田森、谷ナオミ、芹明香、谷本一、高橋明、庄司三郎、山谷初男、牧嗣人、東てる美
8月4日(日)15:30-17:32『ニッケルオデオン』1976年
 (アメリカ、ロバート・チャートフ=アーウィン・ウィンクラー・プロ)
(122分・35mm・カラー)
 映画評論家出身のボグダノヴィッチ監督が、草創期のアメリカ映画製作現場を舞台に、映画への夢に生きる人々を暖かい視点で描く。タイトルのニッケルオデオンは、5セントのニッケル硬貨で見られる当時の映画館のこと。
監督・脚本ピーター・ボグダノヴィッチ
脚本W・D・リヒター
撮影ラズロ・コヴァックス
音楽リチャード・ハザード
出演ライアン・オニール、バート・レイノルズ、テータム・オニール、ジェーン・ヒッチコック
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