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MoMAK Films

NFC所蔵作品選集
 MoMAK Films @ home: スイス
  2011年4月23日(土)・24日(日)

 「パウル・クレー展―おわらないアトリエ」にあわせ、クレーの出身地のスイス映画を特集いたします。クレーと同時代の代表作でドイツ表現主義の影響もみられる『魂を失へる男』と、60年代からドキュメンタリーや実験映画、劇映画を撮り、スイス・ニュー・シネマの旗手として多くの作品が日本にも紹介されたタネールの『ローズヒルの女』とムーラーの代表作『山の焚火』を上映いたします。スイス出身の監督レヴィの処女作「イカレた・・・」は、ヴィスコンティ俳優H・バーガーの共同監督の作品です。

会場情報と料金については、こちら
4月23日 14:00–15:27
   『魂を失へる男』(Die ewige Maske) 1936年
87分・35mm・白黒・ドイツ語・日本語字幕
瀕死の患者に新発明の医療を用いた医師は、その直後の患者の死亡に対し過重な責任を背負わされ、同僚の精神科医の治療を受けることになる。斬新な編集で知られるW・ホッホバウムの本作は、米国批評会議で最優秀外国映画賞を受賞。
監督・脚色ヴェルナー・ホッホバウム
原作・脚色レオ・ラペール
撮影オスカー・シュニルフ
美術ハンス・ヤコビ
音楽アントン・プロフェス
出演ペーター・ペーターゼン、マティアス・ヴィーマン、
トム・クラア、オルガ・チェホーワ
4月23日 15:45–17:43
   『山の焚火』(Hohenfeuer) 1985年
118分・35mm・カラー・ドイツ語・日本語字幕
スイスの山奥でひっそりと暮らす家族の営みから姉弟が濃密な結合へといたる近親相姦の物語。山岳住民のドキュメンタリー『われら山人』の経験をいかして、静謐な映像と研ぎ澄まされた音で描いた、ムーラーの出世作。ロカルノ国際映画祭グランプリ受賞。
監督・脚本フレディ・M・ムーラー
撮影ピオ・コラッディ
音楽マリオ・ベレッタ
出演ヨハンナ・リーア、トーマス・ノック、ロルフ・イリック、ドロテア・モリッツ
4月24日 14:00–15:35
   『ローズヒルの女』 (La femme de Rose Hill) 1989年
95分・35mm・カラー・フランス語・日本語字幕
社会に適合できない人間の彷徨を描いたA・タネールが、”白い風景の中にいる黒人女性”というイメージから紡ぎだしたという作品。スイスの雪深い村に嫁いだ黒人女性ジュリーが、夫を愛せず若い男と恋におちていくさまを、美しく寡黙な映像で描いている。
監督・脚本・製作アラン・タネール
撮影ユーグ・リフェル
音楽ミシェル・ヴィンチ
出演マリー・ガイデュ、ジャン=フィリップ・エコフェ、ドゥニーズ・ペロン、ロジャー・ジェンドリー、ルーバ・グエールチコフ、アンドレ・シュタイガー、マリー=クリスチーヌ・エビネイ
4月24日 15:55–17:24
   『イカレたロミオに泣き虫ジュリエット』(Du mich auch) 1986年
89分・35mm・白黒・フランス語/英語・日本語字幕
倦怠期を迎えた若いカップルが、殺人事件に巻き込まれてベルリンの街を逃げ回り、関係を取り戻すスラップスティック・ラブ・コメディ。レヴィの監督第一作で、現実に恋人であったアンニャ・フランケと主演・脚本・監督を務め、ヘルムート・バーガーが共同監督。
監督・脚本・出演アンニャ・フランケ、ダニー・レヴィ
監督 ヘルムート・バーガー
撮影カール=フリードリヒ・コシュニック
音楽ニキ・ライザー
出演イェンス・ナウマン、マティアス・グネーディンガー、レギーネ・ルッツ、ヘルマ・フェールマン

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