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MoMAK Films

EUフィルムデーズ2009 in 京都

欧州連合(EU)加盟国の近作映画を集め、ヨーロッパ社会・文化の多様性を紹介するユニークな映画特集「EUフィルムデーズ」の一部が今年から京都でも鑑賞できます。一昨年から映画上映に対する新しい取り組みを開始した京都国立近代美術館は、京都ドイツ文化センター(京都)の協力を得て、東京で開催される「EUフィルムデーズ2009」に参加する21本の中から、日本初公開の作品、主要な国際映画祭の受賞・ノミネート作品を含む11本の個性豊かな作品を35mm映画とDVDの形で紹介します。

関連リンク
EUフィルムデーズ公式サイト
日時
2009年6月17日(水)~21日(日)
料金
1プログラム500円、当日券のみ
定員
先着100席
当日初回上映の30分前より受付で当日分のすべての作品の整理番号付き入場券を販売、開場いたします。各回入替制です。2回目以降は各上映開始の10分前に開場します。
ご入場は整理番号順で自由席です。(椅子席、桟敷席があります。)
入場券は当日・当該回のみ有効です。なお、前売券はありません。
会場内での飲食はご遠慮願います。
主催
京都国立近代美術館(MoMAK)
欧州連合(EU)駐日欧州委員会代表部およびEU加盟国大使館・文化機関
協力
ドイツ文化センター(京都)
会場
Goethe-Institut Japan in Kyoto / ドイツ文化センター(京都)
〒606-8305 京都市左京区吉田河原町19-3 (川端通荒神橋上ル)
TEL (075) 761-2188

上映スケジュール

6月17日(水) 19:00『永久機関』(リトアニア) 解説
6月18日(木) 16:00『ラプソディ・イン・ホワイト』(ブルガリア) 解説
19:00『耳のないウサギ』(ドイツ) 解説
6月19日(金) 16:00『マイ・ブラザー』(イタリア) 解説
19:00『カマロン』(スペイン) 解説
6月20日(土) 11:00『ファイター』(デンマーク) 解説
14:00『コロッサル・ユース』(ポルトガル) 解説
17:00『ウィニング チケット——遥かなるブダペスト——』(ハンガリー) 解説
6月21日(日) 14:00『はじめに目ありき』(オーストリア)+『ティラミス』(オランダ) 解説
17:00『バトル・オブ・リガ』(ラトビア) 解説

上映作品解説

6月17日(水)
19:00 『永久機関』(リトアニア)

Perpetuum Mobile
86分・35mm・カラー  リトアニア語(日本語・英語字幕)


妻と別れたロンは、幼なじみのアディが経営するバーで働きながら酒やギャンブルに明け暮れている。そこにアディの友人の美しいディナがやってきて、2人は急速に親しくなっていくが、ロンが酔っ払ってバーを追い出されたのを機に、ディナはアディの金を盗み、2人の衝動的な逃避行が始まる。

2008年 監督:ヴァルダス・ナヴァサイティス
日本初公開
6月18日(木)
16:00 『ラプソディ・イン・ホワイト』(ブルガリア)

Рапсодиявбяло (Rapsodiya v byalo)
80分・35mm・カラー  ブルガリア語(日本語・英語字幕)


完全には女性になりきれないある女優の物語。太っていて愉快な彼女は、女性であるには喜劇俳優の部分が邪魔をするし、喜劇俳優になりきるには女性の部分が妨げとなる。果たして彼女は、この2つの側面を調和させ、統一の取れた人間として生きることができるのだろうか。

2002年 監督:テディ・モスコフ
19:00 『耳のないウサギ』(ドイツ)

Keinohrhasen
115分・35mm・カラー  ドイツ語(日本語・英語字幕)


ゴシップ紙の記者で、自他ともに認めるプレイボーイのルードーは、いい加減な記事を書いた罰として幼稚園での勤労奉仕を命ぜられる。そこで彼は、かつてさんざんからかった幼なじみのアンナに再会し、2人は恋に落ちる。人気俳優ティル・シュヴァイガーの監督・主演で大ヒットした、ロマンチック・コメディ。

2007年 監督:ティル・シュヴァイガー
6月19日(金)
16:00 『マイ・ブラザー』(イタリア)

Mio Fratello è Figlio Unico
100分・35mm・カラー  イタリア語(日本語・英語字幕)


1960年代、ローマ南部の都市ラティーナ。けんかっ早く気むずかしい弟に、ハンサムで誰からも愛される兄。右翼思想に傾倒していく弟に対し、兄は労働運動にも参加するコミュニスト。激動の時代を背景に、性格や政治信条は異なるも、深い絆で結ばれた兄弟の成長を描く。

2007年 監督:ダニエレ・ルケッティ
19:00 『カマロン』(スペイン)

Camarón
119分・35mm・カラー  スペイン語(日本語字幕)


有名なフラメンコの歌い手ホセ・モンへ・クルス、別名カマロン・デ・ラ・イスラの生涯を追った映画。つましいジプシーの家庭に生まれ、幼いころより天才ぶりを発揮した彼は、後に国際的なアーティストにまで成長するが、その輝かしい人生は、薬物中毒のため41歳の若さで途絶えてしまう。(上映協力:スペイン・ラテンアメリカ映画祭)

2005年 監督:ハイメ・チャバリ
6月20日(土)
11:00 『ファイター』(デンマーク)
Fighter
100分・35mm・カラー  デンマーク語・トルコ語(日本語字幕)


デンマークに暮らすトルコ系移民の娘アイチャは、医大進学や結婚といった、両親の期待を背負いつつ、本格的にカンフーを修得することを夢見ている。だが、男女一緒の道場に入門したことで、イスラム社会から厳しい糾弾を受けることになる。それでも決然と試合に臨むアイチャだが……。

2007年 監督:ナターシャ・アーティ
14:00 『コロッサル・ユース』(ポルトガル)

Juventude em Marcha
155分・35mm・カラー  ポルトガル語(日本語字幕)


リスボン郊外に暮らすカーボベルデ出身のヴェントゥーラは、ある日突然、妻クロチルドに置き去りにされてしまう。途方に暮れた彼は、34年間住み慣れたぼろぼろの住居と、住民たちの強制移住先となる新しい集合住宅との間を行き来しながら、自分の場所を見いだそうとする。

2006年 監督:ペドロ・コスタ
17:00 『ウィニング チケット——遥かなるブダペスト——』(ハンガリー)

Telitalálat
104分・35mm・カラー  ハンガリー語(日本語字幕)


サッカーくじを当て大金を手にするも、家族に見放されてしまったベーラ。近所のパブに転がり込み、気前の良い亭主となる。そこに、ソビエトの部隊がやってきて……。偶然の積み重ねに翻弄される主人公の運命と、暗い時代を力強く生きるハンガリーの人々の姿を、実話に基づいて描いた作品。

2003年 監督:イレーシュ・サボー、シャーンドル・カルドシュ
6月21日(日)
14:00 『はじめに目ありき』(オーストリア)

Im Anfang war der Blick
45分・DVD・カラー  せりふなし


数百枚もの絵はがきを通してオーストリアの風景が紹介される幻想的でアバンギャルドな作品。次々と現れるありふれた風景に、裏側に書かれた言葉が効果音のように流れ、夢とも悪夢ともつかない不思議な体験をもたらす。

2003年 監督:バディー・ミンク
日本初公開
『ティラミス』(オランダ)

Tiramisu
81分・35mm・カラー  オランダ語(日本語字幕)


全盛期を過ぎた女優アンネの家計は火の車。住まいのボートハウスも競売にかけられてしまう。会計士ヤーコブはいろいろと手を貸すが、それでもついに手放す日が来る。アンネは、娘と元夫、その恋人、ヤーコブ夫妻や仲間たちを招いて最後のパーティを開くことにし、ある願いをこめてティラミスを作る。

2008年 監督: パウラ・ヴァンデルウスト
17:00 『バトル・オブ・リガ』(ラトビア)

Rīgas Sargi
118分・DVD・カラー  ラトビア語(日本語・英語字幕)


第一次大戦後、独立直後のラトビアに帰還した兵士マルティンスは、恋人エルザとの平凡な生活を夢見ている。だが、結婚式当日、リガは再び戦禍に巻き込まれることに……。ラトビア軍が首都リガを解放した1919年11月11日の出来事を背景に描かれる壮大な歴史ドラマ。

2007年 監督:アイガース・グラウバ
日本初公開

※上映スケジュールはやむを得ず変更する場合があります。

お問い合わせ
京都国立近代美術館 お問い合わせ先
ドイツ文化センター(京都) TEL (075) 761-2188
広報資料
PDF(1.21MB)

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