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展覧会うるしの近代——京都、「工芸」前夜から
 ギャラリー・トーク講師プロフィール(京都漆器青年会提供)

うるしの近代——京都、「工芸」前夜から
 ギャラリー・トーク講師プロフィール(京都漆器青年会提供)


7月26日(土)

下出宗明(しもでむねあき) 蒔絵師
六角紫水の流れを受け継ぐ父、蒔絵師梅仙に師事し、伝統的な蒔絵技術を研鑽する。高い語学力を活かした海外での金継ワークショップが高い評価を得て、英国BBCテレビやラジオにも出演。

石川良(いしかわりょう) 漆工
蝋色師石川米太郎の系譜で、木地の伝統工芸師である父石川光治とともに木地製作や吹付塗装を得意とする石川漆工房を運営する。ヤマハ発動機のマリンジェットの漆塗りを手がける。

7月27日(日)

太田勲(おおたいさお) 漆塗
京都伝統工芸専門学校卒業後、表派の技術を継承する伝統工芸師大家忠弘に師事。独立後は職人業を行いながら蒔絵師である妻との協同作品を多く製作し、公募展では大賞も多数受賞する。

長屋綾乃 (ながやあやの) 漆工芸家
京都伝統工芸専門学校卒業後、鈴木雅也(三代鈴木表朔)に師事。独立後、職人業を行いながら、作家活動に取り組む。木地蒔絵や多色使いの漆絵、螺鈿技巧が特徴で、独特の世界観を持った作品に惹き付けられる。

8月2日(土)

島博樹(しまひろき) 漆工
漆塗に蒔絵を施した高級家具を得意とする光工芸の運営を父島博行とともに担う。京都迎賓館の家具調度品や伊勢神宮の御神宝の製作にも関わる。

高畑志寿賀 (たかばたけしずか) 蒔絵師
京都伝統工芸専門学校を卒業後、蒔絵師上原家の系譜である竹田省に師事。独立後、職人業を行いながら作家活動に意欲的に取り組む。オリジナルデザインからはフェミニンな風を感じる。公募展にて入賞多数。

8月3日(日)

三木啓樂(みきけいご) 漆工芸家
父である三代表悦とともに漆工芸表悦を運営。京漆器の塗りの美しさを最大限に引き出したデザインは日本伝統工芸展、日本煎茶工芸等の作品でも高く評価される。Do you Kyoto?大使を務め、他分野作家との交流も多い。

水内倫子(みずうちみちこ) 蒔絵師
水内杏平の孫。京都芸術短期大学卒業、京都市伝統産業技術者研修修了後、鈴木雅也(三代鈴木表朔)に師事。独立後、作家活動に精力的に取り組む。伝統的な京漆器を踏襲した確かな技術を有し、若い女性ならではのデザインを取り込んだ作風が魅力的。

8月8日(金)

大西典子(おおにしのりこ) 漆器店
東山三条で代々漆器製造販売業を営む大津屋大西常七9代目。大西漆器店店主。御所の出入り職人で、神社仏閣の精進料理の器なども手がけた。今年の店舗改装とともに若手漆芸家の作品も展示販売する。

追立睦(おいたてむつみ) 漆工芸家
銅駝美術工芸高校、高岡短期大学(現富山大学)にて漆芸を学んだ後、京都市伝統産業技術者研修修了。鮮やかな色漆と蒔絵・螺鈿を組み合わせたモダンな作品に定評があり、ギャラリーやデパート・公募展で作品を多数発表。

8月9日(土)

岡田嘉夫(おかだよしお) 蒔絵師
銅駝美術工芸高等学校、東北芸術工科大学卒業後、京都市伝統産業技術者研修修了。父岡田雄志(紫峰)とともに漆芸工房・漆芸修復所紫雲を運営する。父とともに米国での作品展を行うなど、海外でも活躍する。

一瓢良子(いっぴょうりょうこ) 蒔絵師
京都伝統工芸専門学校卒業後、父一瓢栄造に師事。梶川羊遊斉の技術を受継ぐ蒔絵師一瓢斉八代として、古典柄を主とした伝統的な蒔絵を施した漆器製作に取り組む。

8月10日(日)

櫻井勇志(さくらいゆうじ) 漆塗
京都市伝統産業技術者研修修了後、塗師遊部家の系譜を継ぐ伝統工芸士である父櫻井敏雄に師事。職人業を主としながら、伝統的な京塗九技法に新しい材料や技術を組み入れた作品を発表し、公募展で数々の受賞暦を有する。

高島新(たかしまあらた) 蒔絵師
島根出身の蒔絵師である熊谷道善・高橋孝道の系譜を継ぎ、父高島忍とともに高島蒔絵工房を運営。京漆器蒔絵を生業とする。繊細で優美な蒔絵技術に定評がある。

8月17日(日)

加藤雅士 漆商
江戸時代に絵具・紅染・漆商として創業した加藤小兵衛商店の九代目。漆精製と漆工材料の販売を生業とする。

新井悦子 漆工芸家
京都伝統工芸専門学校卒業後、漆工芸家岡田雄志に内弟子師事。独立後、職人業を行いながら、作家活動に取り組む。卵殻塗と螺鈿に特徴のある作品に定評があり、公募展にて入選・受賞多数。

8月24日

加藤友理 漆工芸家
銅駝美術工芸高等学校卒業後、京都市伝統産業技術者研修・香川県漆芸研究所修了。日本伝統工芸展近畿展の他、公募展にて入選、受賞多数。彫漆技法に秀で、近年はガラスや陶磁器をベースに螺鈿・金箔を施した特徴のある作品を製作する。

田中里果(たなかりか) 蒔絵師
蒔絵師佐々木徳斎を曾祖父とし、父田中英雄から家業を受継ぐ。また、鈴木喜助・玉舟・長真の系譜である蒔絵師平野雄一に師事後、独立して正当派京蒔絵技術を活かした作品制作に取り組む。



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