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展覧会京を描く ―近代日本画に見る京都―

京を描く ―近代日本画に見る京都―

 1994年、平安京建都から1200年を迎えた京都では、さまざまな記念行事が行われた。100年前の1100年の際には、それを記念して、現在この京都国立近代美術館の在る岡崎の地において、第4回内国勧業博覧会(翌1995年)が開かれ、平安神宮が建設された。この時もすでに、首都は東京に移り、京都は一地方都市の歩みを始めていたが、それまでの1100年に亙って、首都として政治、経済、文化の中心を成し、多彩な伝統を育てて来た。歴史、風俗、自然すらも伝統の色合いを帯びている京都は、昔から多くの旅人の目を引き、名所図絵などを通して憧れの土地であった。この展覧会は、建都1200年に協賛するため開かれたものであるが、近代の日本画家の目を通して描かれた京都を、「四季の彩り」「歴史と物語のなかの人々」「京の祭礼・行事」「人々のくらし・風俗」の4部に分けて展示し、京都というポピュラー且つ広大なテーマをまとめた。

会期
1月5日~2月12日
入場者数
15,862
出品目録
作者名 作品名 制作年 技法・形状 寸法
横山大観 「洛中洛外雨十題」のうち三条大橋雨 1919 絹本着色・軸装 49.5×70.2
近藤浩一路 一条戻橋 1925 紙本墨画・軸装 53.1×66.4
東山魁夷 年暮る 1968 紙本着色・額装 73×100
森 寛斎 京新名所四季図 1873 紙本着色・屏風二曲一双 (各)151.5×169
川端玉章 「京名所十二月」のうち十月通天紅葉 1898 絹本着色・軸装 109.5×41.7
横山大観 東山 1919 紙本墨画・軸装 68.5×101
横山大観 「洛中洛外雨十題」のうち辰巳橋夜雨 1919 絹本着色・軸装 56×75.7
冨田渓仙 祇園夜桜 1921 絹本着色・軸装 48.3×71
冨田渓仙 祇園夜桜図 制作年不詳 絹本着色・軸装 71.7×71
近藤浩一路 「京洛十題」のうち清閑寺霜暁 1924 紙本墨画・額装 546×8.2
池田遥邨 南禅寺 1926 絹本着色・額装 240×256
速水御舟 洛北修学院村 1918 絹本着色・額装 94.1×131.3
奥村土牛 茶室 1963 紙本書色・額装 136.5×100.5
奥村土牛 北山杉 1976 紙本書色・額装 177.3×104.2
東山魁夷 ■紅葉 1968 紙本着色・額装 88.5×130
近藤浩一路 「京洛十題」のうち市原の夕照 1924 紙本墨画・額装 53.5×68.3
近藤浩一路 「京洛十題」のうち鞍馬道 1924 紙本墨画・額装 53.8×68.4
冨田渓仙 「嵯峨八景」のうち愛宕暮雪 1919 絹本着色・屏風六曲一隻 167×275.7
冨田渓仙 「嵯峨八景」のうち浜町夕照 1919 絹本着色・屏風六曲一隻 167×275.7
近藤浩一路 「京洛十題」のうち愛宕山暁雲 1924 紙本墨画・額装 53.5×67.7
近藤浩一路 「京格十題」のうち大原野立夏 1924 紙本墨画・額装 54×67.8
近藤浩一路 「京洛十題」のうち楊谷寺暮雲 1924 紙本墨画・額装 53.8×67.3
山口蓬春 「洛南之巻六題」のうち
晩秋(深草)、雨■(伏見)
1923 絹本着色・画巻 55×170/55×70.8
近藤浩一路 黄檗初夏 1915 紙本墨画・額装 51.5×68.1

作者名 作品名 制作年 技法・形状 寸法
横山大観 「洛中洛外雨十題」のうち宇治川雷雨 1919 絹本着色・軸装 56×70.3
富田渓仙 宇治川の巻(宇治橋) 1915 絹本着色・画巻 50.4×526.8
小林古径 阿弥陀堂 1915 絹本着色・軸装 216.1×90.3
近藤浩一路 「京洛十題」のうち巨椋池浅春 1924 紙本墨画・額装 53.9×67
横山大観 「洛中洛外雨十題」のうち八幡緑雨 1919 絹本着色・軸装 64.7×92.3
松岡映丘 山科の宿 1918 絹本着色・画巻 62.5×126.8
松岡映丘 宇治の宮の姫君たち 1912 絹本着色・屏風六曲一双 (各)163.4×336
尾形月耕 源氏物語夕顔図 制作年不詳 絹本着色・軸装 113.3×40.6
浅見松江 女三の宮 1931 紙本着色・軸装 244×114
林 司馬 清少納言落魄の図 1943 紙本着色・額装 38.6×55.5
菊池契月 供燈 1910 絹本着色・屏風二曲一双 (各)161×173
安田靫彦 鞍馬寺三篭の牛若 1974 紙本着色・額装 127.8×59.8
今村紫紅 大原の奥 1909 絹本着色・軸装 113.5×42.5
堂本印象 大原談義 1931 絹本着色・軸装 182×83
安田靫彦 小倉の山 1930頃 紙本着色・軸装 142×42
富岡鉄斎 休師訪ノ貫図 1915 紙本墨画・軸装 129.4×64.2
安田靫彦 伏見の茶亭 1956 紙本着色・軸装 109.3×117.5
富岡鉄斎 北野大茶湯図図巻 1882 紙本着色・画巻 31.1×535.3
三木翠山 維新の花 1950 絹本着色・額装 225.7×102.8
北野恒富 真葛庵之蓮月 1942 絹本着色・額装 173×93
川端玉章 「京名所十二月」のうち一月懸想文 1898 絹本着色・軸装 109.5×41.7
川端玉章 「京名所十二月」のうち五月賀茂神事 1898 絹本着色・軸装 109.5×41.7
富岡鉄斎 万歳舞図・安楽祭図 明治中期 絹本着色・軸装(対幅) (各)129.6×60.5
森川曾文 祇園祭礼長刀鉾図 制作年不詳 絹本着色・軸装 149.2×63.3
幸野楳嶺 祇園祭御輿渡御図 1883 絹本着色・軸装 41.5×71
幸野楳嶺 祇園祭山鉾図 1885 絹本着色・軸装 125×50.5
幸野楳嶺 船鉾図 1881 絹本着色・軸装 105.4×40.2
植中直斎 祇園祭長刀鉾渡御図 1956 絹本着色・軸装 87×87.2
三宅凰白 稚児之図(祇園会) 1929 絹本着色・屏風二曲一隻 212.5×215
北沢映月 祇園会 1936 絹本着色・屏風二曲一隻 177×226
本多貞翠 正遷宮 1914 絹本着色・屏風二曲一隻 174.5×200
富岡鉄斎 太秦牛祭図 1897 絹本着色・軸装 149×53
小川千甕 炬火乱舞 1930 紙本墨画・軸装 214×80.8
岸 竹堂 朧夜祇園観桜図 1853 絹本着色・軸装 107.5×41.3

作者名 作品名 制作年 技法・形状 寸法
富岡鉄斎 大原邨帰図 絹本着色・軸装 141×51.7
川端玉章 「京名所十二月」のうち四月■道茶園 1898 絹本着色・軸装 109.5×41.7
川端玉章 「京名所十二月」のうち六月四条納涼 1898 絹本着色・軸装 109.5×41.7
幸野楳嶺 妓女図 1873 絹本着色・軸装  
今尾景年 舞妓・名妓・歌妓 1886 絹本着色・軸装(三幅対) (各)124.8×49.4
谷口 香 出町柳農婦図 1913 絹本着色・軸装 128×50.4
千種椿事 新聞舗 明治末 絹本着色・額装 74×56.5
上村松園 虹を見る 1929 絹本着色・屏風二曲一双 (各)182×181
菊池契月 夕至 1918 絹本着色・額装 216×101.5
篠田柏邦 白川女 絹本着色・屏風四曲一双 (各)192×372
川端龍子 佳人好在 1925 絹本着色・額装 136.3×115.1
川端龍子 保津川下り 1959 絹本着色・屏風二曲一隻 181.8×151.5
土田麦僊 大原女 1925 絹本着色・額装 Z13×215
字田萩邨 太夫 1920 絹本着色・屏風二曲一隻 195×179
字田萩邨 夕涼 1956 絹本着色・額装 85×106
字田萩邨 水神貴船奥宮 1969 絹本着色・額装 98×82.5
落合朗風 洛外風趣 早春、初冬、蓮池、深秋 1926 絹本着色・額装(四幅対) (各)186×64
梶原緋佐子 老妓 1920 絹本着色・額装 148×92
高木富三 インクライン 1926 絹本着色・軸装 140×87
西山英雄 春雨 1934 紙本書色・額装 123×141

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